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リスナーメール:結婚生活に疲れた。どんな生き方をすれば?

水谷 きょうはなんでしょうか。

 

大垣 きょうは、残間さんに相談がありますということで。

 

残間 家とお金と関係ない。

 

水谷 メールをいただいたんですね。

 

残間 あっ、関係あるんだ。これって。

 

大垣 読みますね。「主人は60歳で定年退職して早7年。私とは13歳の年齢差があります。主人は実家の畑を利用してネギをつくり市場に出しています。私は田舎暮らしは苦手で、自宅にいますが」って言うから、多分街中に住んでるのかな。

 

残間 家が離れてるのかな。

 

大垣 で、「主人は実家と自宅を行ったり来たりしています。主人の両親はすでに他界しています。価値観が違い、結婚した当初から私たちは平行線でした。主人は、好きな農業に投資して、生活費もほんのすこししか出してくれません。私はパートをして扶養範囲内の生活です。こんな主人との結婚生活に疲れています。どんな生き方が良いのか、アドバイスいただけたら嬉しいです。」どうですか、残間さん。

 

残間 日常的にきますね、私のところには。だけどこの頃ね、昔だったら別れなさいってすぐ言ったんだけど。

 

大垣 言ったよね。

 

残間 この頃ね、やっぱり歳を取った友達を見てると、それなりになんとなくやってるんだよね。みんな仲良しになってて。やっぱり家に帰って誰もいないよりは、ぬいぐるみみたいな男でもいたほうがいいとかさ。なんかつくったら食べてくれるほうがいいとか。

 

大垣 でもね、なんか、それって割と、年齢近いご夫婦だったりしませんか。

 

残間 そうだね、13歳差か。

 

大垣 67歳と54歳。

 

残間 67歳と54歳かあ。54歳だとね、まだ次の道があるよね。

 

大垣 ちょっとこれ、フォローしないといけなくなっちゃったりする可能性もありますよね、奥さんのほうが。

 

残間 そうだね。これが65歳ぐらいだったらね。あれがあるけど、10年あるもんね、まだ。ちょっとね。だけど、旦那さんは、何。ネギをつくって市場に出していて、扶養範囲内っていうのはなんだろう。

 

大垣 あれだと思います、まだ保険料とか納めないといけないので、税金の問題よりは・・・。

 

残間 扶養家族になるの? それって。

 

大垣 それは扶養家族にはそれはもちろん入れますので。入ると、おそらく税金の問題よりは社会保険料とか健康保険料の問題のほうが大きいんじゃないかなと思うんですけど。

 

残間 そうすると、今、パートしてその収入で自宅で暮らしてると。うーん。でも、価値観が違い、結婚した当初からっていうけど、長いでしょう、きっと結婚して。

 

大垣 まずは、離婚とかを考えるより、パートをしないでも、2300万ぐらい年収が入ってくる感じだと、扶養に入ってる年収が全然ないんですね。だから、そのぐらいの年収があるかを。

 

残間 基本的には嫌な人とはいたくないのは分かるんだけど、結構、54から65くらいまではあっという間なのよ、実は。

 

水谷 あ、そうなんですか。

 

残間 で、60代になったときに旦那さんは70代だよね。元気かどうか、ネギつくってるかどうかは分かんないけれど、いないよりはいたほうがいいっていうのは、割と60代の昔、いたくないとか価値観が違うって言ってた女友達が、今になって、一応いるんだよね。

 

大垣 大垣先生はずっと言ってるでしょう、そうやって。

 

残間 あなたの家はちょっとベタつきすぎだけど。

 

大垣 夫婦はいたほうがいいですよって言ってるじゃないですか。

 

残間 だから、我慢できるかどうかだよね。50代から60代の10年間。年下だから。彼女がかなり。

 

大垣 でも、離れて暮らしてて大丈夫な人とだったら。付かず離れずで行けば。

 

残間 奥さんは、まあね、相談者の方は、もうちょっと仕事を積極的にやったほうがいいと思う。54なら。

 

大垣 そうそう、そう思う。僕も本当にそう思う。

 

残間 60になると、なかなか機会がなくなりますけど、54歳ぐらいだと、まだまだ働けるので、今から働く。

 

大垣 扶養の呪縛って、取っておいたほうがいいんですよね。漠然と、損するんじゃないかなって思うんですよね。扶養家族から抜けると。でも、よく計算してみると・・・。

 

残間 そんなに変わらないんだよね。

 

大垣 そんなに変わらない。だから、それだったら、自分で稼げるようになっておいたほうがいいと思う。

 

残間 結局ね、扶養者になってると、なんとなく、自分が本当に呪縛されるんだよね。

 

大垣 僕は、離婚とか、そんなことをお考えになる必要はないと思うんですけど。

 

残間 まあ、どこか頭の片隅にはそれも考えたほうがいいと思うけど、でもまず自立したほうがいいよ、経済的に。

 

大垣 そうそう。経済的に、場所で自立してるんだったら、計画的に自立しちゃったほうが。

 

残間 せっかく田舎好きな旦那さんだから、別に都会に出てこないだろうし。自宅を充実させるためにも、パートをしてて、もちろんパートしかなかなかいろんなご事情もあってできないかもしれないんだけど、なるべく54歳ならばまだまだいろんな仕事ができるし。それから、まだ資格も、取っても使えるでしょう。60過ぎて資格を取って、これが使えるかっていうのは、ちょっと難しい面もあるんだけど、50代の前半ですからね。ちょっとひと頑張りして、自分で自分のやってることに夢中になると、嫌な旦那の存在も、遠くにいれば、視野から外せば気にならないでしょう。なるかな。

 

大垣 分かんない。

 

水谷 おっしゃる通り、ご主人とは付かず離れずで。

 

残間 離れてもいいんだよ。でも、自分をまず確立するっていうことのほうが。

 

大垣 そうそう。経済的にとりあえず足元を固めておかれて、どっちでもいいやって。

 

残間 普通なら、扶養範囲内の収入っていうと、103万円以内の壁がまだね、取り払われているとはいえなくて。200万、300万、400万、取れるものは取ると。

 

大垣 でも、そんなに変わらないんですよ、壁って言っても。ちょっとぐらい損することはあるけど。

 

残間 扶養者の枠を出る。

 

大垣 自分でなんとかなってるっていうことのほうが大事だと思います。

 

残間 そうだね。自分に自信もつくしね。

 

大垣 うん。

 

水谷 Hさんという方なんですけど、様子を見てください。

 

残間 様子を見るっていうより、積極的に。

 

水谷 積極的に動きながら、様子を見る。うふふ。以上、大人ライフアカデミーでした。