「収入があると年金がその分差し引かれる」、の誤解
水谷 きょうは何のお話でしょうか。
大垣 えっとね。その立場にならないと、意外と漠然としかわかっていない、年金をもらった後に働いちゃうと年金減るとかって漠然と思ってますよね。
残間 はい。
大垣 あれ、意外と細かいこと知らなかったりしません。どんなふうに減るかとか。例えば・・・。
残間 収入が高収入の人はとかってよく言うでしょう。
大垣 働くんですけど、例えば、最近民泊とか、家で自分でやる、せどりとか、ああいうのがあるじゃないですか。あれでもうけちゃったりすると、どうなるんだと思います。
残間 儲かるっていうか、収入を得る。自分の家でね。
大垣 年金初めてお金足りないんで、「じゃあちょっと民泊やるべ」とか、裏で何かカフェでもやって小遣い稼ぎするかとかやった時は年金がどうなると思いますか。
水谷 儲け方によるんじゃないんですか。
残間 額じゃないの。
大垣 意外と知らないでしょう。これね、要するにどっかで雇われてない限りは大丈夫なんです。
残間 えっ、そうなんだ。自分でやるのはいいの。
大垣 うん。給与所得だけなの。
水谷 へえ。
大垣 だから、同じお金を稼いでいても、自営でやっていれば一応、関係ないんですね。
残間 人を雇ったりしても。
大垣 雇おうが、雇うまいが、自分が雇われて、給与をもらっていなければ、基本的には構わないんです。
残間 でも最近、また年金が。大体65歳定年に今なっていって。各企業がね。65歳に年金が支給になるんじゃないかとか、67歳じゃないかとか。
大垣 65のほうはそうしようということで動いています。でも、この65のところを今見てください。65歳以上で、在職老齢年金といって、厚生年金をもらいながら給料もらう場合ね。支給停止って書いてあるところがもらえなくなる金額なんですけど、これ、何万円までおっけーって書いてありますか。
残間 46万円以下。
大垣 ですよね。でも、46万円も月にもらっちゃう副業を、65以上にするって。
残間 ないよね、あんまり。
大垣 ないでしょう。だから、65以上は雇われててもあんまり気にならない。で、1番減っちゃうのはそこの60から65までなんですけど、ここも、例えば、最近ですと、私、移住・住み替え支援の仕事をやってるじゃないですか。ここで、できるだけそういう仕事なんで、65歳以上の方に来ていただこうと思ってるんですけど。
そうすると何故か知らないけど、給料はいただきたくないんですけど、同じ額で結構ですから、独立した顧問をしていることにできますかとかって言われることがあって。
残間 なるほど、自衛にね。
大垣 最初はなんのことかわからなかったんですけど、それで全然変わってくるんですよね。
残間 そうか。
大垣 もちろん、本当は雇っているのにそういう形にするのは良くないですけど、そういう力がある方にお願いをするのは。
残間 顧問業なんて流行ってるもんね、最近。
大垣 そうなんです。だから、そういう意味でも、40位から60超えたら雇われ続けるのも構わないんですけどちょっと前から準備しておいて。
残間 人にコンサルとかね。
大垣 そういうのは準備しておかれると、意外と差が出ちゃうっていう。
残間 そんなふうに、ある意味では、聞くと簡単なことなのに、みんな知らないよね。
大垣 意外と知らないよね。漠然と減っちゃうと思ってたりする。
残間 46万なんて絶対無理だよね。それに。
大垣 という気がしますね。ということでございます。
水谷 大人ライフアカデミーでした。