アメリカで話題の「ダウンサイザーズ」って何だ？

水谷　きょうはどんなお話でしょうか。

大垣　最近、ダウンサイザーズという言葉が出て来たのを知ってますか。

残間　知ってるよ。

大垣　知ってるか。じゃあ言ってみてください。

残間　ダウンサイズするんでしょう、いろんなものを。私たちの世界では、引っ越しをしたら、この年齢になったら、冷蔵庫もテレビもみんな、サイズを小さくしましょうっていう。

大垣　ピンポン。すごいね、やっぱり日本が進んでるんだね。この言葉が。

残間　ダウンシフトっていうの知ってる？ダウンシフターズっていうのもあるんだよ。

大垣　知らない。

残間　シフトするの。

水谷　ダウンシフトとはまた違うんですか。

残間　それは精神的なものが結構大きいのね。

大垣　ダウンサイズについて喋らせて欲しい。

残間　はい。喋ってほしい。

水谷　どうぞ、ダウンサイズについてお願いします。

大垣　まさに、出てきたので。そういう人たち向けのメルカリみたいなのが、流行ってますよって。

水谷　メルカリで？

大垣　メルカリはやってないんですけど、アメリカで今人気っていう。

水谷　メルカリみたいなっていうことですね。

大垣　そう。家を、向こうの人って、自分の家にアンティークを買ったりするのが割と普通の人でも好きなんですよね。そうすると、ダウンサイズするときに、売るものが結構、厄介なものが多くて。で、これを。

残間　ひやあ、大きなもの。

大垣　で、コンサルティングをしてくれて、こういうサイトも、勝手にあげるんじゃなくて、上手にあげて。やっぱり、フロリダで売れるものとロサンゼルスで売れるものは、家の感じが違うので、結構違うんですって。そういう、売れやすいところにうまくあげて、結構、人気ですよ、みたいな。

残間　フィットさせてあげるんだ。

水谷　どんなものがあるんですか。

残間　昔だと、この車すごいじゃない。

水谷　車も。

残間　わたし、アメ車ってうんと大きいけど、それをまたダウンサイズしたものにするとか。家具が大きいよね。

大垣　そう。で、パッケージでも買えるし、種類別に色々と出て来たりとか。色々あってですね。

水谷　普通に、靴とか洋服とかもあるんですね。

残間　靴は別に足が縮むからっていうんじゃないんだよ。知ってるよね。古くなったからね。

水谷　絵画もありますね。

残間　そうですね。

大垣　ちょっと感じが違うんだけど、構造はメルカリってかんじ。

水谷　見てるだけでワクワクしますね。

残間　響きがやっぱりいいね。ダウンサイズっていうの。

大垣　そう。日本だと。

残間　不用品を。

大垣　大型ゴミ捨て業みたいな感じになりがちなんですけど、どっちかっていうとすごく夢のある感じに仕上がっていて、面白いなと。

残間　これ何なの。downsize is stressfulっていうのは。

大垣　ですから、自分でやるのは大変で、私たちがやりますよっていう。名前がね、このサイトは、Everything but the house.って、家以外の全部っていう。

残間　家はやらないの。

大垣　家は家ですから。残りのものは全部私たちに任せてっていう。

残間　本もやるの。

大垣　本結構。向こうの人たち、結構、革のついた、きっと読んでないに違いない、装飾品みたいなのがあるじゃないですか。ああいうのが結構売れていて。

水谷　日本からも買い物できるんですか。

大垣　できるんじゃないかな。触れたくらいだから。

残間　だんだんこれ、みんなインターナショナルで、グローバルな。

大垣　昔はガレージセールみたいにやってましたけど。

残間　楽器もあるよね。アメリカの家行くとみんな楽器がね。ドラムが。私もでも、ドラムセット、新品のを売ったら7000円だったよ。

大垣　ちょっと覚えておいてもらいたいのは、自分が生活のために使っていたものを売ったときに、儲けが出ちゃったら税金がかかるかっていう話なんですけど。儲かることがあるんですよ。メルカリなんか、うちの娘に聞いてみると、なんか、自分が買ったものを安く売りたたくのかと思っていたら、買い叩かれちゃうのかと思っていたら、そうじゃなくて、高く売れることもあるんですって。

残間　そうか、欲しい人がいればね。

大垣　そうすると、儲かったらどうなるのかっていうんですが、直感的には税金がかかりそうじゃないですか。

残間　かからないでしょう、そんなもの。

大垣　でも、ちょっと不安になりません？　でも。

残間　ならない、使ったものだもん。

大垣　そうやってね、大丈夫だもんとか思ってると、急に税務調査が入って大変なことになる。

残間　なるの？

大垣　これは大丈夫なんです。生活動産って言いまして、生活に通常必要となるようなものについて、それを売った場合は、儲かっても損をしても、譲渡所得っていうものにはならないんですね。

残間　相手の人が欲しがれば、しょうがないよね。

大垣　ただ、気をつけていただきたいのは、30万円以上の貴金属とかは別です。

残間　そうなんだ。

大垣　それから、生活に通常必要でないものは、従って、儲かっちゃうと税金がかかる。

残間　美術工芸品とか。

大垣　でも、ひっくり返しでいうと、損が出ると、その年の所得から引いて税金を減らすことが本来はできるんですけど、生活に通常必要ないようなものについてはわざわざやるのはダメ。

残間　車は。ものすごく高いじゃない。

大垣　車で損をしたものは、損はダメなんです、引けないんですけど、高く売れちゃうと税金がかかりますよっていうことになっているということです。

水谷　トラクターとかありますよ。

大垣　トラクターとかってあるんだろうね。

水谷　かっこいいですよ。

大垣　僕が世話になってた弁護士がそうだった。ジョンっていう人なんですけど、遊びに行くと、すごい広いんですよ。ジョンは今ホビーだっていうから、何のホビーだろうって行くと、庭でブルドーザーかなんかで掘り返してる。

残間　今でいう菜園だよね。

大垣　どうホビーだっていう。

水谷　家とお金を考える、大人ライフアカデミーでした。