ミャンマーつれづれ話 なぜミャンマーに行くのか?
水谷 きょうはどんなお話でしょうか。
大垣 ちょうどね、キウイ・パパイア・マンゴーが出てきたので。最近私、ミャンマーづいてるので、ミャンマーの話など。まさに、キウイとパパイアとマンゴーばっかり出てくる。
水谷 そうですか。
残間 果物が。
大垣 食べるもの。スーパーマーケットだと、一番たくさん置いてあるのがマンゴーとか。
水谷 高くないですか、マンゴー。
大垣 全然高くない。
水谷 美味しい。へえ。
大垣 ちょっとね、国に頼まれて、住宅ローンっていうのがまだない国だったんですね。それで、今度日本が支援して、そういうのを初めて。普通の人でも住宅ローンを借りて家を借りられるようにしてあげようっていうのをやる銀行が、やり方が分からないので教えてやってくれっていうことで。ずっと行ってるんですけどね。
残間 お金と住宅と、そういうことが分かる人に来てほしいと。
大垣 うん。この夏も、夏休みは半分ぐらい向こうにいたんですけど、行って、一番わかったことは、日本人とすごい似てる。
残間 へえ。気質が?
大垣 なんて言えばいいんですかね。気配りをするんですね。すごいですねって思ったんですけど、日本的な気のまわし方っていうのが自然にみんなにあるんですよ。普通の人に。これは、多分、仏教国だからなんだろうと思うんですけど、タイはもうちょっと、なんというのか、成長しちゃったからでしょうね。いろんなことが。
残間 混沌としている?
大垣 なかなか混沌っていうか、やっぱり、はしこい感じっていうのがあるんですけど。それから、イスラムの方は、やっぱり宗教が違うからか、感じ方が同じじゃないんですよね。インドネシアとか、マレーシアとかは。それが、ミャンマーは、まるで、すごい同じ。貧乏なんですよ、めちゃくちゃ貧乏なんですけど、最後のフロンティアって言われていて、そうだよなって。別にこれは、馬鹿にしてるわけでもなんでもなくて、最初のミャンマー語の教本に出てくる、How are you?に当たる言葉がいくつかあるんですけど、一つの言い方に、「ミーラーラー?」っていう言い方があって。それって、最後の「ラー?」は、日本語と一緒で「る?」の聞き方なんですけど。ミーが、電気なんですね。ラーは、きてるっていう意味なんですけど。朝、「今日電気来てる?」っていう。
水谷 そんな感じ。
大垣 田舎だと、来てないことのほうがあったりするので。
水谷 へえ。
大垣 で、ミーラーラー?って言って。
残間 挨拶言葉。
大垣 都市じゃそんなことは誰も言わないんですけど。まだそういう言葉が、テキストブックの中に出てくるんですね。だから、やっぱりそんな感じで、田舎はまだ本当にまだまだ。
まだそんなに見るところあるかっていうと、パゴダっていう仏塔があるだけで。で、これも、向こうの方に伺ったら、いまだにそうなんだそうですけど、若い方が日本に研修とかで来られることになって来ると、絶対行きたい第一スポットってどこだと思いますか。ここだけは行っておきたい日本で。
水谷 やっぱり京都とか。
大垣 残間さんは?
残間 分かんない。
水谷 富士山とか。
大垣 鎌倉の大仏。
残間 ああ、やっぱり、ちょっとちらっと思ったんですけど。
大垣 次は?
残間 次は・・・。
水谷 奈良?
残間 爆死寺?
大垣 牛久の大仏。
水谷 牛久?
大垣 野ざらし系がいいみたい。そんなの言ったら怒られるけど、あの、なんか、なんて言うんでしょう。外に出てる大きいのがいいんだって。それで、大仏様のキーホルダーを買って帰ったら彼女と取り合いになったとか、そんなもんが? っていう。もっとあっただろって日本人は思うんですけど、だから、なんていうんですかね。むちゃくちゃまだ素朴。
水谷 でも、日本人と似てるっていうだけで、行きたくなる国ではありますね。
大垣 そうなんです。別に頼まれてるわけでもないんですけど、10月から、初めてビザがいらなくなるんです、観光の。これまでは、ビザが取らないといけないから、ちょっと障壁があったんですけど、心に。
水谷 また改めてミャンマー情報教えてください。
大垣 ええ。
残間 食べ物のことも知りたいし。
大垣 食べ物ね、はいはい。