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シニア向けクラウドワーキングについて

水谷 きょうはどんなお話でしょうか。

大垣 前回、年金の話も絡めて、働かないとねという議論をしましたが、ちょっと最近面白いなと思ったのはこれなんですけどね。クラウドワーキング。若い子たちが、家で副業とかをやったりするのに、ネットでいろんな仕事が出てるんですね。それをやりますって言って、アルバイトみたいな感じでやるのが流行ってるんですけど、そのシニア版が出ていて、なかなかすごいなと。

残間 どんなものがあるの。

大垣 例えば、経験問わずっていうのはこんなやつ。

残間 記事作りね。だけど、何文字だかで1円とか、安くてすごいんだよね。

大垣 そうなんです。それが一番安いやつね、経験を問わないから。それから、これなんかは、特急ボーナス付きとかっていう。急いでますっていうのが出るやつね。

水谷 どういう仕事があるんですか。色々ありますけど。webサイトシステムの追加仕様の依頼とか。web系もあるんですね。

残間 商品に対する感想を、みんな今、どんなにストレートニュースっていうか、PRしても人が動かないとすると、どこそこのかなさんがいいわよとかって言ったっていうと、みんな見るじゃない。それを書く人っていうので、月に70万ぐらい稼いでる人もいるって。昔ライターだった人とかね。

水谷 ええ。あっ! こんなのもありますよ。感想や体験談。一つの記事が500円なんですけど。不倫に関する肯定的な感想や、体験談を書くだけ。こんなのもある。

大垣 意外とあるんです。意外と多いのが、女性向け美容商品のロゴデザインとか。

水谷 デザインかあ。

大垣 それから、地域メディアサイトのネーミング募集とか。こういう、ネーミング系が結構多いんです。

水谷 女性に役立つ暮らしや、趣味に関する記事を書くとか。

大垣 記事系は結構ありますね。

残間 ただ、そこだけではなかなか、そこも含めて顧客にしようとしているので、それだけでは難しいので、リライトをする人を求めているっていうのが今度こっち側にきたりするわけ。いっぱい雑多な記事がくるんだけど、何万人から。それが。

大垣 こっちっていうのは、残間さんのところのオフィスに、ちゃんとやってっていう。

残間 そういうリライトの人がいませんかっていうのがあるよね。

大垣 あとは、タスクっていうのがあって。コンペっていうのが面白いんですよね。何人かで応募して、一番いい人がお金をもらえる。その代わり結構、アワードで10万とか、結構面白いのがあるんですけど。

残間 水谷さん、こういうのがあるよ。美容サロンで覆面調査の仕事。

大垣 (笑)。何をするの。

残間 脱毛・美容サロンなどの無料カウンセリング、または体験モニターを受けるだけ。

水谷 いいんじゃないですか、時間があればね。

残間 それから、愛犬と一緒に行った旅行の記事をお願いしますとか。

大垣 だいたいこれで、どのぐらい稼いでいますかっていうアンケートが取られていて、シニア系の方に絞ったアンケートで、在宅ワーカーの月収、一番多いのは、だいたい5万円ぐらいっていう。

水谷 ちょうどいいお小遣いかも。

残間 相当ちゃんとしてる人だね。

大垣 まあ、年金20万入ってくるわけですから、多分、若い人のクラウドワーキングだと、5万じゃ生きていけませんよね。でも、シニアのクラウドワーキング、多分5万だとそんなに働いてないと思うんですよね。でも、20万年金もらった後の5万だと、重たいかもっていう。

残間 若い人も副業でやってる人いるから、それは5万とか。で、この間アンケート見てたら、最高の人が70万って言ってた。ずっと書いてるんだろうけどね、家で。

大垣 そういう方は、もっと専業になってもいいのかもしれないとは思うけど。

残間 これはでも、いいよね。

水谷 いずれにしても、こういう仕事を探してこういう仕事をするっていうことであれば、ネット系とかweb系はちゃんと分かってないとちょっとついていけないと。

大垣 でも、最近は、うちのかみさんでもwebくらいは触るから、大丈夫なんじゃないですか。で、意外とぼられてるんじゃないかと思うと、そうでもないみたい。これ、ものすごく明瞭で、だいたい20万円以下のところが2割で、越えるともう5パーセントぐらいとかっていうふうに、きちっとしてるものも。公明正大になってきてるなっていう感じもしますし。

残間 結局、ちゃんと記事をピカピカ光らせたりするだけじゃなくて、広告のページをきちんと見てもらうためにはリアリティがないといけないので、やっぱり、こういう一般の人たちの声を反映させなきゃクライアントが納得しないっていう。単にコピーライターとかが・・・。

大垣 残間さんのやつはそうなんだけど、一番多いのは、IT系なんですよ。コーディングを外出しにするっていうのが多くて、これはもう、センスがいらないので。実は、レガシーのシステムっていって、実際のコンピューターシステムってめちゃくちゃ古いんですよ、ほとんど動いてるやつは。それって、COBOLっていう古い言葉で書いてあって、最近は、そんなものはもう絶対に教えないわけ。古文みたいな世界になってるんだけど、でも、ほとんどのきちっとした勘定系のシステムっていうのはそれで動いているので、現実にはそこの技術者っていうのが欲しいんだけど、もう新しい人はいない。だから、そういうので一番多いのはそれ系のやつで、だから、意外と、やめた後、それができちゃったりするんですよ。

水谷 では、興味ある方はクラウドワーキングで体験してみてください。