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リスナーメール:JTI制度利用希望。1979年に建築の家、耐震工事や審査のイメージを教えてください。

水谷 きょうはどんなお話でしょうか。

大垣 今日は、震災に関係のあるメールをいただいてますので、ご紹介しますね。「大垣さん、残間さん、水谷さん、皆さん、こんにちは。」ということで、ラジオネーム、サザエの壺焼きさん、茨城県土浦市にお住まいの方です。「大人ファンクラブでマイホーム借り上げ制度を知り、JTIのホームページを閲覧しました。私はリフォームを何度か実施して、比較的綺麗な住宅を保有していますが、1979年建築です。」はい、新耐震ですか、旧耐震ですか。

水谷 旧耐震です。

大垣 ピンポーン。1981年の6月よりも前なんですね。ということで、「そういう耐震基準の住宅って、どのぐらい利用されていますか」っていうのが最初の質問で、それから、「耐震診断の費用がどのくらいかかりますでしょうか」ということなんですけれども。耐震の前の住宅っていうのが、だいたい1〜2割ぐらいかな。

残間 まだそんなにあります?

大垣 もう、だいぶ減ってきてはいるかな。それで、むしろ費用ですね。耐震診断の費用っていうのは、だいたい、安いところで3万5000円ぐらいから、5万円ぐらいまでなんですけど、結構多くの自治体は補助があります。補助があると、だいたいご自分のご負担は5000円ぐらいになることが多いです。

残間 診断だけですね。

大垣 診断だけです。で、残念ながら、土浦は、診断の補助はない。

水谷 ええ、そうなの。

大垣 うん。不思議ですよね。ただ、そのあとの補助が割と土浦はあるんですけど。このあと、どういう順番で進んで行くかっていうと。

残間 診断して、直さないといけない箇所が見つかるでしょう。

大垣 で、見積もりをしてもらうんですね。改修補助っていうのがある自治体も最近は多くて、それで、改修の補助が、土浦は、確か、30万ぐらいもらえたと思うんです。この家も、木造の2階建ということで、少し小さめの家ということなので、おそらく耐震の部分は200万ぐらいかなと思うんです。それが30万ぐらいは補助してもらえる。

残間 150、60万は自腹。

大垣 ただ、それをやるためには、本当に耐震補修をしたのねっていうことを確認してもらわないといけないので。

残間 ペケマークみたいなのをつけとけば。

大垣 その前に、設計書みたいなのを提出しないといけないんですよ。これをやるのにまたお金がかかるんです。で、これを土浦は、一人10万まで補助を出しています。

残間 どのぐらいかかるんですか。

大垣 これは案件によります。普通にやると15万から20万ぐらいだと思うんですけど。それをやってもらうっていうことですね。ですから、まるまるはかからないんですけれども、場所場所によって、補助がしてもらえると。それから、改修の補助はですね、旧耐震に対する補助があるところがほとんどですけれども、場所によっては、例えば静岡とか、淡路のほうもそうだったと思いますけど、徳島ですね、大震災のあった徳島とかもそうなんですけれども、2000年でちょっと耐震基準が変わってきているので、2000年より前の住宅って、いまよりちょっと弱いんですね。その部分にも補助をくれる自治体もあります。これが非常にトリッキーで、耐震補助っていうのが全部分かるサイトってないんですよ。

残間 うーん。何回かやらないといけないの。

大垣 そっちから攻めるとすごく大変。なので、直接ご自分の住まれている自治体の名前と、耐震補助とかっていうので調べると。

残間 ネットで調べれば。

大垣 割とポンと出てくるんですけど。耐震補助から見るところがあるだろうと思うと結構裏切られるので。ここですと、土浦って入れて直接調べられたほうがいいって感じですかね。

水谷 じゃあ皆さん、ご自分の住んでいるところの街と、耐震補助で検索したほうがいいということですね。

大垣 そうです、検索して、そのあとも、してもらうところっていうのも、なんとなく分からないじゃないですか、どこ頼めばいいかって。これも、自治体に聞くと、やれる建築士さんを紹介してくれるので、それが安全だと思います。

水谷 はい、じゃあサザエの壺焼きさんもそのようにしてください。家とお金を考える、大人ライフアカデミーでした。