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金融庁の「ライフプランシミュレーション」、ご存じですか?

水谷 きょうはどんなお話でしょうか。

大垣 久しぶりに金融庁のサイトを見ていたら、面白いものが。前からあったのかもしれないけど、見てなくて。ライフプランシミュレーションっていうのがね。こんなのやってるんだ、最近金融庁で、っていう感じで載ってまして。ぜひ、パソコンかスマホがあったら、「金融庁 ライフプラン」かなんかで検索したら出てくると思いますので。これ、何かっていうと、今、私開いてるんですけど、何がわかるかっていうと。あなたが今どんな人かっていうのを入れていくと、今後、死ぬまでの間にどのぐらいお金が足りなくなるかピタリと分かるっていう。

水谷 面白い。足りなくなるかっていう。

大垣 足りる人もいるんですけど。典型的な人っていうのでやってみたやつがあるんですよ、ここに。やってみたんです。ちょっと、ラジオですから分かりづらいんですけど、あなたのまず、年齢ですね。とりあえず、50代男性っていうのを入れてみました。あなたの職業はなんですかっていうのが次に出てくるので、会社員。退職金はありますか、あり。配偶者ありますか、あり。配偶者の職業は、専業主婦。配偶者の退職金は、従って、ない。子供は、いる。子供は二人。っていうので、世帯年収いくらですかっていうので、だいたい平均ぐらいかなっていうので、800万円ぐらい。やってる人が50代くらいとして。ひと月当たりの生活費が40万円と、住まいにかかる費用、家賃かローンの返済費ですかね。10万円ぐらいと置いてみました。ここまで、どのぐらい貯金をしましたか。1000万円にしてあります。どう思います?

残間 普通でしょうね。

大垣 普通だとどうなるかっていうと、じゃん。

水谷 グラフになってます。

大垣 これでいうと、実は、貯金が、貯蓄残高っていうのがありますでしょう。これがゼロを切っちゃってるとお金が足りなくなっちゃってるぞ状態なんですけど。

水谷 この方は、84からずっともう、下降線をたどって、ゼロ以下ですよ。

大垣 なんです。なので、この人は、したがって、ちょっと、まずいなと。

残間 80代の、85になる前にお金がなくなる。

大垣 貯金がね。細々かろうじて、みたいな。っていうことなんですけど。ですので、これが、死ぬまでなくならない人って、結構、色々入れてみるんですけど、なかなか残るようにならない。どんなふうに計算してるか分からないんですけど。

残間 そうなの。専業主婦じゃない人が多いじゃない。配偶者が。

大垣 でも、50代。僕らの世代ってまだまだ。

残間 でも、会社員は難しいかもしれないけど、なんらかの形で、今、100万とか、110万とかだと。

大垣 それはやられているかも。

残間 そのぐらいはあるよね。それも、チリも積もれば。

大垣 それは、ここでは入れるところがない。

残間 それ、ダメだ。今、ほとんど兼業主婦だよね。なんらかの形で。

水谷 そうですね。

大垣 細かいことを言い出すと、ラフラフのやつなので。なんか、こんなにいい加減な、星占いみたいなやつ、金融庁のところにあるけど、大丈夫かって思ったりしますけど。

残間 警鐘を打ち鳴らしているわけね。

大垣 そういうことだと思うんですね。それなりによくできたものではあるんですけど。なかなか事実に近いっていうんですかね。

水谷 もし、これ、下降線、右肩下がりになってると、やっぱりその人は、ガクンってきますかね。その場合、どうすればいいっていうのはあるんですか。

大垣 一つは、その方のお年にもよるんですけど、金融庁的に言いたいことは、30代から40代くらいでやってねっていうことなんじゃないかなと思うんです。

水谷 早めに動けよと。

大垣 そうすると。

残間 やってねって何?

大垣 NISAもあるし、iDeCoもあるし、会社の積み立てもあるから、今からやっておかないと大変だぜ、お前らっていうのが、主たる目的だと思うんです。50ぐらいでやると、で?ってなるんですね。これ、ローンのことはあんまり考えてないので。

水谷 あまりに質問の形式がシンプルすぎますよね。

大垣 そうです。いつも私が言ってるように、50くらいになると、35年の住宅ローンの人が多いので、もう少しこれは厳しいと思いますね。

残間 資産運用だねえ。

大垣 さらに、もう一つこれが、どうかなでもないんですけど、流石に金融庁なので、金融資産しか考えないことになってるんですけど。

残間 なるほど。

大垣 本当は、いつも言っているように、住宅とかも上手に使ったりとか、あるいは、住み替えれば経費が下がるとか、いろんな工夫をしていかないと、50、60で、おそらくみなさん入れられると、安心できない結果になることが多いですね。でも、それを今から、長期投資で備えようって言われても、もうあんまり時間がないので。あとは、持っているものをいかに活用するかっていう工夫をもう少ししていかないといけない。そうすると、ちょっと金融庁だけでは対応できないかもしれませんね。

水谷 やっぱりじゃあ、NISA、iDeCoですかね。

大垣 早めはね。税金的にはお得かもと思ったりします。

水谷 また、NISA、iDeCoについては改めて質問させてください。

大垣 ただ、投信がいいのかっていうのはあるけどね。