家の内装お直し、「正解」ってあるの?
鈴木 大垣さん、きょうは。
大垣 きょうはお便りをいただいています。
残間 いっぱい来てますよ。
大垣 どれにしよう。一つ目は、丹波篠山のご感想で。職場でご一緒した方の出身地だったそうで。絞り豆っていうんですかね。黒豆ですね。いつか訪れてみたいですって。これはラジオネームコロンボさんからいただきました。あと、質問がありますね。「いつも聞いてます。以前、大垣さんが、家の骨組みは100年だけど、外装は20年ぐらいとおっしゃっていましたが、どういうメンテナンスをすれば良いでしょうか」っていうことなんですけど。ちょうど老後の資金計画中という、「ふなっしーの故郷」さん。骨組み100年っていうのは、長寿命って言われている住宅の長さで。普通のおうちですと、だいたい50年ぐらいっていうふうにおっしゃる方が多いですね。
残間 そうですね。
大垣 どっちにしても、それが、スケルトンって言われている、構造、躯体、見えない部分なんですけど。いわゆる住んでるところっていうのは、内装と設備で。これは、20年。例えば、給湯器を考えてみれば分かりますけど、流石に30年は持たないわけで、だいたい鈴木さんが40ぐらいで買われたとすると、定年ぐらいのときに住んでいる中の部分っていうのには寿命が来るんですね。
鈴木 いっせいに来ちゃうんですね。
大垣 ええ、結構いっせいにきますね。それで、屋根とか、サイディングとかも、構造だと思っていると、あれも結構来ちゃうんですよね、寿命が。だから、さすがに、そうか。鈴木さんが今、60だとするじゃない。そうすると、そういう鈴木さんみたいな60の女の人が10人いたとして、亡くなられて5人に減るのは何歳でしょう。
残間 えっとね。
大垣 残間さんは知ってるから答えちゃダメなのっ。
鈴木 80歳?
大垣 ぶぶっ。90です。
鈴木 ええっ?!
大垣 ああ、結構今、本気でびっくりしましたね。
鈴木 そんなに?
大垣 そうなんです。ですから、鈴木さんは50パーセントの確率で、定年後に30年人生があるので。
鈴木 嘘・・・。
大垣 そこまで20年で、すでにインフィルが・・・。
残間 もう、違うところいってるよ、どうしようってばっかりずっと言ってるよ。家の話じゃなくて、自分の人生の話に。
大垣 おーい(笑)。
鈴木 すみません、戻ってきました(笑)。
大垣 そうすると、20年でダメになったインフィルは、90まであと30年あるので、もう全然ダメでしょう。
鈴木 はい。
大垣 なので、一回ぐらいはやりかえないといけなくなっちゃうんですよね。それで、やらないって言っちゃう人が多いので、そうすると、より悪くなった状態で変えないといけなくなるので。
残間 高くなる?
大垣 ちょっとずつちょこちょこ直させられて、よく言われるのは、死ぬまでに800万から1500万ぐらいは結局かかっちゃうって言われているんですね。なので、できればやっぱり、一つは、そこに住み続けるのであれば、本当は、ちょうど人生のターニングポイントのところで、なんかしたほうが。
残間 マンションなんかだと、管理組合とか、いろいろやってくれて、外装も20年に一回ぐらいか。外側の壁を変えてくれたりしますよね。戸建?
鈴木 戸建です。
残間 戸建なんだ。
大垣 マンションは、本当に中だけだからね。マンションも、そういう、残間さんがお住いのところみたいなのはあれだけど。
残間 うちは借りてる。
大垣 やっぱり、モノによっては修繕積立金が足りないとか、そうなってくると、結構。それから、大規模な修繕が、作りによっては、2、30年目のときに来ちゃったり。
残間 鈴木さんの家は戸建だって。じゃあ直さなきゃね。
大垣 直すんですけど、そこで考えようなんですけど、ちょっと想像してみると、前回お話ししたように、娘さんの部屋が空いたままになって進入禁止になって放置されて、二人の部屋はそのままで、旦那さんも鈴木さんも会社に行かないので、一日中顔を合わせていると。
残間 どっかに行くでしょ、でも、ずっと二人はいないでしょう。
大垣 っていうふうに30年って考えるか。
残間 大変。
大垣 (笑)。それか、例えばだけど、そこは若い方に貸して、それで、自分で直しちゃえば、例えば。
残間 入った人がでしょう。
大垣 ちょうど中を使い切ったところだから、中だけあなた方が好きなように直して、あとは20年住めばいいわよっていうことにして、その家賃を持って、例えば、最初に人生が始まった群馬に戻ろうとかっていうのもありかもしれない。そうすると、群馬県。
鈴木 今、ちょうど資料がね。
大垣 この間も、390万っておっしゃってましたけど、意外と安いでしょう。そういうふうにして、次の30年を考えるっていうこともありじゃないかなと。ふなっしーの故郷さんは直すっていうことかもしれませんけど。だから直すときはそういうふうに考えて、意外と長いぞっていうことで、大変なんですけどね。ちょうど定年とかと被ってきますからね。
残間 それで終わらないんだぞっていうことをね。
大垣 そうです。ですから、できるだけ早めに、少し、大きめに手をかけると、結局かかるお金が少なくて済むと、そういうふうに言われています。
残間 早め早めがいいと。