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文化放送 大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ(FM91.6/AM1134)

楽しいセカンドライフを送るために。金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が、大人の目線でお届け。このブログでは、「大人ライフアカデミー」「マイホーム活用大作戦」の2コーナーの文字起こしを掲載中。

M&Aって何だろう?

鈴木 聞いて得する、家とお金の豆知識、大垣さん、きょうは。

残間 もう鈴木さんが笑ってるよ。

大垣 なんで?

残間 絶対に得しないのが分かってるから。きょうは得する?

大垣 しないかも・・・。でも、きょうお便りをいくつかいただいてるので。最初は、茨城県のママゴリラさん、51歳、お年が書いてありますね。「いつもタイムフリーで聞いております。先日、鈴木順子アナに変わっていて、新鮮に聞きました」。確かに。私も自分で聞いてみましたけど、新鮮だった。

鈴木 ありがとうございます。

大垣 「年だけとって子供っぽい私は、大人ファンクラブをちょっと背伸びをして聞いています。令和の時代が始まりますが、年に負けずに色々チャレンジしていく年にしたいです」って。鈴木さんへのメッセージでありました。

鈴木 ありがとうございます。

大垣 で、もう一個。これは質問がありましてね。「某社についての質問です」ということで、ラジオネーム東京都にお住いの地域間急行さんなんですけど。減量サポートで有名な会社のM&Aに無理があって、いっときは利益を出していたけど、今は大変なことになっているという週刊誌報道がありました。あれは、どういう意味なんでしょうか、教えてください」ということなんですけど。鈴木さん、M&Aって知ってる?

鈴木 M&A。会社を買収するっていうことでしたっけ。

残間 売ったり買ったり。

大垣 吸収したり、色々。Mがマージって、一緒に。これは会社しかできないんですね。人はできませんからね。一つになったり、中のものを取り出したり。Aがアクイッションって言って、株を買って、子会社にしたりとかっていうことをやるんですけど。ここがどうっていうのはあんまりコメントしないほうがいいかもしれないんですけど、よくありがちなのは、なんで会社を買うかって分かります?

鈴木 その会社を買うと、自分の会社にさらに利益があるから。

大垣 なんですけど。昔は、会社を買わずに新しいことをやりたいときって、どうしてたかっていうと、お金を借りて、工場を建てて、ってやってると、工場を建てるのに何年かかります?

鈴木 結構お金かかりますし、時間も。

大垣 時間もお金もかかるし、人を雇って、急に工場を作ったからって、人を100人雇えるかっていうと、工場ですぐに働ける人はそんなにいないじゃないですか。

残間 だから、どこかの会社を買ったほうがいいと。

大垣 昔はお金を借りてものを本当に作って、事業を作るということをやってたんですけど。

鈴木 1から。

大垣 最近はどっちかっていうと、ダメになってくる。なんでダメになってくるかっていうと、会社の仕事って、本来は最初、これからだってやってるときは、すごい儲かりそうかもしれないけど、儲かってないじゃないですか。それがだんだん上手くいき出して、結構上手く行き出すと、安定路線になってきて、あんまり将来性はないんだけど、昔やった投資出回ってるから、もう、だいぶ、今度はコストが償却っていって、使ったお金もだいぶ元が取れてきたし、儲かり出してる。こうなってくると、将来性はあんまりないんですよね。そうすると、シェアがあったほうがいいんですね。出来るだけ、マーケットがでかいほうが追加でお金がかかってないから、売り上げが伸びると、単純に伸ばしただけ利益が増えるような状態になるわけね。っていう会社があるときに、お隣の会社が似たようなことをやってるんだけど、その会社はイマイチ競争に勝てなくて、小さい仕事しか持ってないとすると。

残間 シェアがないと。

大垣 それでもやっぱり同じだけの投資をしてるので、給料はかかるし、ランニングにお金もかかるので。そうすると、この会社にとってはもうやめたいなと思ってて、こっちの会社は、将来性はないけど、ただ売り上げが伸びるだけで、それだけ利益が伸びるから、今49パーセントのシェアだったら、あと3パーセントしか持ってなくても。

残間 欲しいなと。

大垣 自分のものにしちゃえば52パーセントになって、その分単純に儲かる。そうすると、自分で設備投資を追加でやって儲けようとするより、簡単に儲かるし、こっちの人は、このままだと辞めるしかないから。

残間 誰かが買ってくれたらなと思ってる。

大垣 この人から見るとそれが美味しく見えるので、ちょっと高めに買ってもらえるっていうのが、教科書に書いてあるM&Aで。そうするとみんながハッピーっていう話なんですけどね。

残間 そんなに上手くもいかないと。

大垣 っていうか、やっぱり、上場されたばっかりの会社とか、新興の会社は、上場ってどういうことかっていうと、これまでは株が自分しか持ってないで会社って、会社の価値だけなんですけど、上場するときって、今のこの会社の株がいくらかじゃなくて、これからどのぐらい儲けるかなっていうことで、みんながすごく期待をして、その期待代が乗っかるんですね。株の値段に。この部分がすっごい儲かるわけ。

鈴木 はあ。

大垣 だから、上場するとバコーンってお金持ちになって。

残間 という可能性が高い。

大垣 これは意外といくわけ。いくんだけど、そうすると、上場したあとは、期待に答えないと、すごく高くで買ってもらってるので、期待を織り込んで。

残間 裏切られた感じに。

大垣 それが裏切られると、その分だけ期待が小さくなるっていうことは、株価が下がる。そうすると、株主が、騙したみたいなことになるので、上場したあとの会社って、なるときは行けっていう感じで、すごい盛り上がってるんですけど、盛り上がれば盛り上がるほど、株が割高になりがちなので、あとが苦しくなるんですね。そのときに、急に売上は伸びないじゃないですか。でも、お金がいっぱいあるじゃないですか。そうやって上場して。

残間 集めちゃったからね、期待値が。

大垣 というわけで、買いたくなるわけ。

鈴木 ああー。

大垣 で、経営者的には、一番典型がホリエモンなんですけど、売り上げを作るためにM&Aをかけていくっていう。そうすると、瞬間の売上はボンと増えるじゃないですか、買った分だけ。でも、結局、ちゃんとその人たちを仲間にして頑張ってもらってってやってないと、結局またギュッてなっていくんですけど、そういう、グワッと右肩上がりになって人気が出た会社っていうのは、割と経営者は、その期待に結局答えきれなくて、だいたいM&Aやって、そうすると、そのM&Aもまた高い値段で買うから。悪循環になるの。

残間 M&Aをやることが目的になってる会社もあれば、M&Aしてもらいたいと思って作ってもらう会社もあるんだよね。誰かに買ってほしいと。だけど、やっぱり自分の言いなりっていうか、思う通りにいかないと、上場辞める会社もこの頃出てきましたよね。株主のためにやらないといけなくなっちゃう。

大垣 私なんかが見てあげている子達でも、若い子で賢い子は、株があえてダメなときに上場するんですよね。妙に期待されないようにして、ほどほどで、入っていけば、あと、頑張っただけ株が上がっていくとかね。

残間 日本経済が今、全体を見ると、みんなM&Aやりたがってますね。

大垣 やりたがってるっていうか、お金が余ってるからね。グジャグジャに余ってますからね。

残間 内部留保してる人が多いんだ。

大垣 ものすごい額ですよ。

残間 きょう、豆知識になりましたね。

鈴木 豆知識になりました、M&Aが分かりました。

大垣 そんな簡単に分かられても困るけど、ちょっとね。

残間 入り口ぐらいね。

鈴木 M&Aが少し分かりました。