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文化放送 大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ(FM91.6/AM1134)

楽しいセカンドライフを送るために。金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が、大人の目線でお届け。このブログでは、「大人ライフアカデミー」「マイホーム活用大作戦」の2コーナーの文字起こしを掲載中。

株や投資信託を買うことって、そこまで「自己責任」ですか?

鈴木 聞いて得する家とお金のお話です。大垣さん、きょうは。

 

大垣 シリーズもので金融消費者問題ってのやってみようかなと。

 

残間 難しくない?

 

大垣 いやそうじゃなくてね。消費者だって思ってません? 投資信託とか買った人って。

 

残間 そうか。あれ?

 

鈴木 消費者ではないんですか?

 

残間 物を買ってないもんね。

 

大垣 そうだけど。要するに、消費者っていう言葉には守られてる人みたいな。やっぱみんな、よく分かんないから。

 

残間 なんかあったら消費者庁に。

 

大垣 ね。行くしねパッケージが綺麗でも結局中が分かるわけじゃないから、やっぱりそういう、そのまま。

 

残間 そうね。守られる感覚でしょうね。

 

大垣 だから、その事業者vs消費者みたいな。それで言うと金融ってあんまりそういう消費者っていう概念が出てこないんですね。

投資家か消費者かでどのぐらい違うかって言うと、消費者は法律的には守ってあげないといけない。なぜかと言うと情報格差っていう言い方をするんですけど、作ってる側は全部わかってるんだけど、買ってる人はあまり情報がない。投資家も、じゃあ、投資信託、違う? わかる? 知らないですよね、何を買ってるか。で、なんですけど、金融だけは金融商品取引法っていう法律でやるんですけど、ここは投資家っていうのは守るんですけど、投資家って言葉が出てきた瞬間に合理的に判断できる人になるわけ。株をやるような人はリスクわかってるよね、だから、絶対下がりませんって言ったら嘘だからそういうことやっちゃ怒られるんですけど、株を買う以上下がりますよ、そんなことぐらいわかってますよねって言えば、どんだけ激しく動くかとかそういうことは当然分かってる人ですよねっていうことになるので。守るっていう守り方が、知らないから守るんじゃなくて、知るべきことを教えればリスクが自己責任で取れたはずの人だっていう、そういうことになるので、思ったよりも守られないんですよね。でも、今株を買う方と、昔株をやってるって言い方したじゃないですか。

 

残間 確かに、そうそう。

 

大垣 そういう方とでは、だいぶ違ってると思いません? NISAだiDeCoだってなってくると。ところが、消費者庁金融商品っていうのは基本は扱わないわけですよ。それは金融庁だっていうことになってるんですけど、金融庁は金融機関を規制する人たちで、口で言ってるほどにはそんなに考えてないのね。それは、やるなとはおっしゃいますよ。でも、消費者庁みたいな人たちじゃないんですね。それで、両方見てるから。そうすると、意外と皆さんもしかしたら他の商品買うときみたいに守られるんじゃないかと思ってると、意外と「やってる以上はお前って分かってる、自己責任取れるやつなんだよ」っていうところから始まっちゃうっていうことがあって。これが一点ですね。だから、あえて僕なんかは今そんな人いないよっていうことを言っていて、なんだかわからない複雑なものを買ってるのと同じぐらいわからないで投信買ってるよみんな。最後に重要事項説明をしましたってハンコをいっぱい押させられるんですけど、それって、買うって決めてからでしょう。住宅ローンなんかすぐおかしくて、融資承認が出たあと家建てだして、家完成して登記するときにこれから重要事項説明をしますから聞いてくださいって言われるんですけど。そんな時にもういりませんって言っても家できちゃってて、戻れないじゃないですか。でも、そういう規制なの、割と金融って。それが1ね。

 

それはどんな時にヤバイかって話をこれからちょっと具体的に時々していこうと思います。

 

もう一個はね、金融機関てね普通に銀行とか証券会社から買ってるぶんには違法な事ってまずないんです。でも、不当なことはいっぱいある。

 

鈴木 違法と不当。

 

残間 違法と不当は違うと。

 

大垣 うん。だから、合法だけど、どうなの? それってっていうね。これはわかりやすい例で言うと、住宅ローンって年収の35%に返済が収まるなら貸してくれるんですよ。でも年収の3割も住宅ローン返したら、生活できなくなります。だから本当は2割ぐらいじゃないといけないって言われてるんだけど、でも銀行的にはたくさん借りてくれた方がいいわけだし、それは自己責任だし、それから家を売ってる人は高い家を買っていただいた方がいいので、それは自己責任だしってなると35%で融資承認が取れるんだったらパンパンで貸そうっていうことになりがちじゃないですか。その時にそれは不当ですけども全然違法じゃないわけ。その時、不当なことは誰が指摘してくれるんだっていうのが1ね。で、じゃあそんなのわかるよねって言われても、分からないですよね。金融のことって実は不当なことがものすごくたくさんあって、でも、例えば自動車買う時に違法な自動車と不当な自動車って、不当な自動車ってそんなにないと思うんですよね。でも金融の場合は違法でない商品で売っていいのに不当なことって無茶苦茶たくさんあるので。

 

残間 本当。

 

鈴木 気をつけないと。

 

大垣 だから買うなと言わないんだけどそういう意味で賢くならないといけないんだけど、リテラシーって呼ばれてる奴は国を挙げて株を買おう運動っていうのがこのところある中で、「貯蓄から投資へ」。投資をさせる以上リスクがあるということを分からせねばならないみたいな議論なんですよ。割と。だから、まあちょっと今日は出だしなんですけどそんなことをちょこちょこお話ししようと。

 

残間 不当と違法の間に生きる私・・・。そんなことはないね。笑

 

大垣 そんなことはないですけど(笑)。