リスナーメール:建売住宅を購入したい。耐震や省エネ、どこまで気にするべき?
鈴木 聞いて得する、家とお金のお話をお送りします。大垣さん、きょうは。
大垣 またお便りで、家のお便りですね。船橋市、ラジオネーム「ハンムラビ法典対船橋法典さん」。なんだこれ。ハンムラビ法典ってあれですよね、目には目を歯には歯を。船橋って。
「お伺いしたいんですが」ということで。「建売住宅を買う時に耐震等級とか省エネ基準とかやっぱり気にしたほうがいいんでしょうか。フラット35」、これ住宅金融支援教育論ですね。「が利用可能と大きく建ってる家もありますが違うものなんでしょうか」っていうことで。
確かに、家買うとき、あんまり考えないですよね、こういうこと。一つは、耐震は考えたほうがいいですよね。
残間 等級があるんですか。
大垣 等級があるんです。今は厳しくなったので、等級で1っていうのが、だいたいですけど、滅多に起こらない震度6.5ぐらいで大丈夫っていうのを、150年に1回ぐらい起こるやつっていうんだけど、最近けっこう起こるから、そんなんだともっと激しいのかもしれないですけど。
それで、最近、中古を買われる方も多くなってるんですね。特にあの、今、職住分断で、テレワーク前提で群馬とかに行くっていうのが増えてるんですって。そうすると、気をつけといていただきたいのは、戸建ての住宅の場合、阪神淡路の後、2000年に結構ちょっとあんまり騒がずに厳しくなってるんです。耐震の規定が。ですので、2000年より前に立ったお家だと、耐震調べて、今の基準ぐらいにはしとかれないと、ちょっと怖いっていうことがあります。
残間 省エネは?
大垣 省エネは、要するに、家の気密性が高かったりとかっていうやつが主じゃないかな。あとはよく見て、いろんなもんがくっついててただ高くなってるやつもあるとは聞いてます。
あと、これはちょっといろいろ話を聞いてみられた方がいいです。ものすごく幅があるので。
フラット35利用可能っていうのはどういう意味かっていうと、住宅金融支援機構から借りる時に、適合審査って言って、一級建築士とかの人が家を見てくれるんですね。設計図と、それから完成した時ちゃんとその通りに作ってるか。これ普通の銀行はやらないんですね。なので、フラットが利用可能っていうことは一応そういうあの目が通ってるので、少なくとも手抜きがないということは言えると思いますね。
あとは、フラットは固定の金利でずっと、金利が変わらないんですけど、下がった時は同じ下がった金利で借り換えとかできるので、いいかもしれません。
あと、もう一個言っておきたいのは、認定長期優良住宅ってのがあるんです。多分建売じゃ大手のメーカーでないとあんまりないかもしれませんけど。これは50年のローンが借りられます。今、金利下がらないので、35年のローン借りるのと、50年のローン借りるんだと、金利がちょっと上がっても月の返済額は2割ぐらい下がります。ですから、今はできるだけ。例えば今600万円の年収がある方っていうのが600万でローンを組むっていうんじゃなくて。
コロナとかの時代なので、2割減っても返せるぐらいの所にしといた方がいいんですね。それで。余裕があったら期限前弁済でちょっとずつ返していけるので。
そういう意味では、ちょっと手前をおさえといて余裕作って返すっていう作戦がいいかもしれない。
残間 今度、手放さないといけないって嘆いていた人ずいぶんいるもんね。
大垣 今、実は裏の話では、僕らが認定長期だと、相当色々後で楽になるような仕組みっていうのを作ってますから。
残間 認定長期っていうのは、いい建物を作りましょうってこと?
大垣 というより、これはもう、100年住宅。いわゆる。でも、いろんなものがついてますので、だいたい認定長期を受けてれば、省エネとか耐震とかそういうのは大丈夫なので。
残間 カバーされてると。
大垣 はい。バリアフリーにもなってるし。だから、ちょっと高くなりますけど、結果的には僕は、今は、もし余裕があればそういうのにされた方がいいかもしれないなと。
残間 それは、住宅メーカーにいけば。
大垣 メーカーもそうですけど、普通の工務店さんでもそういうものがあるので。分譲でもともとそう作ってあるかは分からないんですけどね。そんな感じでしょうかね。