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東京以外で働く。テレワーク専門の求人サイトに見るアフターコロナの働き方

鈴木 聞いて得する家とお金の話です。大垣さん、きょうは。

 

大垣 動きが早いなと思ったのは、もうすでに、テレワーク専門の転職サービスっていうんですか。

 

残間 人材派遣?

 

大垣 派遣じゃなくて、転職の斡旋のところが、結構出てきてて。

 

残間 もうそういうふうに、前提としてテレワーク。

 

大垣 そうそう。最初は、東京の人が地方で働けるだろうっていうんで当て込んだんですって。地方の会社がテレ転職をする就職斡旋会社に依頼して、そうすると東京の子が来るから、みたいな。でも、逆なんだって。

 

残間 地方に住んでる人が東京の会社に。住まいを変えないわけだ。そこにいるわけだ。

 

大垣 そうそう。東京の会社に地方の子が就職するほうがどっちかっていうと結構人気っぽくなってきて。

 

残間 東京の会社に本当は就職したかったけど、親もいるし就職しなきゃなっていうのが、どこにいようと、東京の会社とつながって仕事ができるように。

 

大垣 もっと戦略的に言うと、親といたほうが全然楽だし、地方だから家も広いじゃないですか。

 

鈴木 豊かですよね。

 

大垣 それで、例えば、日立製作所に就職したら、きっと地域の会社よりも給料がいいじゃないですか。福利厚生もいいだろうし。中途でそういうのが。それが、結構いい商売になってきてるんですって。クラウドワークスも前は、ちょっと空いた時間にやるみたいな、現代版内職みたいだったのが、もっと充実してきていて。だからね、前住み替えっていうと、住み替えたさきの仕事が問題だねって。

 

残間 そうそう、まず探さなきゃって。

 

大垣 昔そういう議論をしていたじゃないですか。地方に行って、仕事あるの? みたいな。

 

残間 私何すればいいのって。病院とスーパーだけあったって困るのよねって。

 

大垣 そうそう。もっと言うと、あんまり来てほしくないみたいなね。あまつさえ少ない就職を取らないで、みたいなね。ところが、そういう、この間も、隈研吾さんがゲストのときに話したように、職住が分離していくっていうのが、本当に起きてるんだと思って。

 

残間 仕事のそばにしか住まないっていうのが変わってきたっていう話をしたんですよね。

 

大垣 そうそう。それが、もう、こんな。就職斡旋のところがこんなに頑張りだしてると。来年の採用、日立製作所とかっていって。

 

残間 あそこがリモートワークになるのよね、ほとんど。

 

大垣 50パーセント。富士通が100パーセントだってね。そうすると、テレワーク専門みたいなのが出てくると、なんかもう日本中から採用できちゃうっていう。

 

鈴木 逆に豊かにね。

 

残間 むしろ多様性が高まる。

 

大垣 そうすると、住み替えがめちゃくちゃしやすくなって、住みたいとこに住むっていう。ちょっとこれまでの住み替えとかなり意識が変わってきて、年齢層とかもだいぶ下がってきたので。

 

残間 地域によっては、やっぱりあの会社で働きたいなと思ってもできなかった人がこれから可能になるっていう。

 

大垣 もっというと、東京にいる似たような連中しか採用できなかったのが、本当に力になる人を採用できる。

 

残間 沖縄の大垣さんどうですか、北海道の鈴木さんどうですかって聞いたりできるもんね。

 

大垣 だから、多分、ものすごく変わるんだなと。

 

残間 それは国境を越えても言えることかもしれない。

 

大垣 そうそう。だから、テレ移民みたいな。

 

残間 どうなるんだろうね。最初の頃、みんな、テレワークって人肌がないから寂しいとかって言ってたけど、慣れてきたら、こんなもんだなって思うよね。

 

大垣 そうですね。そのうち機械が発達して人肌ボタンとか押すとモワーンと。

 

鈴木 空気も感じられるようになるようになるかもしれませんね。

 

残間 大垣さんっていうと、大垣さんのにおいとか。

 

大垣 しないですって、そんな、気持ち悪い(笑)。

 

鈴木 (笑)。大人ライフアカデミー2020でした。