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還暦をすぎてのプチ決断。思い切ってがん保険を辞めてみました

鈴木 聞いて得する家とお金の話です。大垣さん、きょうは。

 

鈴木 聞いて得する家とお金の話。大垣さん、今日は。

 

大垣 自分の話なんですけど、最近保険を一つやめたんですね。

 

残間 やめた。

 

大垣 保険の断捨離みたいな。

 

残間 何を?

 

大垣 がん保険

 

残間 いくつか入ってるから?

 

大垣 終身保険ってあるじゃないですか、死んだらもらえるやつ。あれは止めない方がいいですけど、僕らは。すごい金利が高いから。で、500万円まで非課税だしね。それは置いとくとして、医療保険入ってるじゃないですか、結構。

 

鈴木 はい。

 

残間 三つぐらい入ってる。

 

大垣 で、古いがん保険入ってて。

 

残間 あれ、書き換えなさいとか。

 

大垣 くるでしょう。で、あんまりくるから、ああいうのって気にしだすと、気になるから。

 

残間 昔の医療と今の医療は違くて、高次医療になったりするとそれが少し、何千万までのがんなんかも高いから、今、治療費がね。

 

大垣 別にいいやと思って、で、やめた。

 

残間 医療保険を辞めたの?

 

大垣 がん保険を。

 

残間 やめるとなんなの。単に、毎月の掛け金がなくなるだけでしょう。

 

大垣 ちょこっとよ。

 

残間 すごく少ないじゃない。

 

大垣 そうそう、だってあれ、掛け捨てだからね、基本は。

 

残間 なんで? やめなくたっていいのに。

 

大垣 なんで? もったいないじゃん。

 

残間 なんで?

 

大垣 だって、そんなにくれないですもん、お金。癌になってお金もらってもちっとも嬉しくないじゃないですか。

 

残間 もらわないよりはいいじゃん。シャインマスカット一房ぐらい買えるじゃない。

 

大垣 シャインマスカットって、2000円か3500円ぐらい?

 

残間 2500円ぐらいだけどね、いいのでも。

 

大垣 あれ、異常に甘いですよね。

 

残間 がん保険の話よ。

 

鈴木 そっちにいくんですね。

 

残間 で、がん保険はやめたの。

 

大垣 がん保険やめた。別に、真似しなくていいんですけど。

 

残間 いっぱい入ってるみたい。

 

大垣 医療保険って、昔自分で作ってたんですよ。保険会社でね。

 

残間 そうだ、外資が多いもんね。85歳まで入れますっていうのはなんなの。

 

大垣 別に、入れますけど、だんだん、がんなんかは、僕はもうかかんないと思っちゃったので。家族にも別に義理がないし。

 

残間 かかんないと思ったとかって決めるわけ?

 

大垣 うん。

 

残間 まあ、かかってもいいやっていう感じ? かかっても治るしね。

 

大垣 うん、そのときお金別にあればいいじゃんっていう。1億ぐらいもらえるんだったらやるけど、月2000円。でもそうじゃないので。

 

残間 治験に近い、すごい高度な治療法ってあるじゃない。ああいうのって補助金出るから。

 

大垣 おれ、そうまでしてモルモットみたいになるのは嫌だから。

 

残間 いろいろ実験したいな、自分の体。

 

大垣 残間さん絶対しますよね。何してるんですか。絶対しそう。

 

残間 治験、絶対やってみたい。

 

大垣 それで、結構、自分も親もかみさんも入ってたわけ。あの当時、おばちゃんに言われるがままに入ってたから。ああ、こんなにしてたんだ、とか思って。それで、もう断捨離とかって思って。同じだけ貯金しても意外と同じようにしかならないんですね、年取ってからは。

 

残間 保険ってでも、そういうもんだよね。いわゆる。

 

大垣 それで、たまたま調べてたら、介護で面白いのがありますね。同じぐらいの掛け金でめちゃくちゃ倍率の高いのが結構あった。

 

残間 何?

 

大垣 だから、まだ未開の地なのかもしれないと思って。介護のほうが。

 

残間 ああ。

 

鈴木 介護が必要になったときに。

 

大垣 がんは、私らプロ的に見てるとそうだよなーっていう賭け金なの。うまくは言えないんですけどね。介護のやつはちゃんと調べるとシンプルなやつはすごくいいのがあるっぽい感じ。

 

残間 どういうのなの?

 

大垣 介護でも、医療がついてるやつはあんまりなんですけど、介護も、それも本当に同じ。要介護になったらお金くれるってやつ。

 

残間 ああ。

 

大垣 それは面白そうだった。だから、今ちょっと考えてみようかなと。全然アドバイスでもなんでもないです。リスナーの方は真似しないでください。でも、なんとなく。

 

残間 でも、保険ってやっぱり、見直す人いないよね。あんまり。だっていつの間にか60ぐらいになるとかけてたものも少なくなるし。

 

大垣 貯蓄性のやつはいいんですけど、掛け捨てのやつは。

 

残間 貯蓄性っていうか、何歳かになると、急に死んだら3000万円とか言ってたけど、死なないできちゃうと。

 

大垣 あれは前から言ってるように、そういうのじゃなくて、60までの保険の掛け捨てのところがなくなっているだけで、それだけだと怒る人がいるから、それで、死ぬ時までずっと貯めるっていうやつがついてるの。で、その部分が残る。

 

鈴木 60すぎるとその部分だけになっちゃうから。

 

大垣 で、500までは相続税がかからないので。一応やりましょうねっていうことになってて。で、残間さんの頃なんていうのはもう、4パーセントとかで回ってるから、株買うよりずっと利回りがいいので、それは置いといていいんです。でも、掛け捨てのやつは、だんだんみんな病気なんて絶対にするじゃないですか。ということは、確率論にならなくなってくるんです、だんだん。そうすると、貯金みたいになってくるので、そうすると保険会社にお金あげるより貯金しておいてもいいな、っていうのもあるんです。よく見ないとわかりませんけど。

 

残間 感染症の保険とかに特化したものはないの?

 

大垣 感染症の? おれ、保険っていつも思うわけ、そんなこと言ってないでマスクしたほうがいいよとかね。糖尿病になってもらえるやつより、運動したほうがいいよって、そういう風に思いますね、年取ってくると。

 

鈴木 そうですね、病気にならない。

 

残間 なったほうの保証を得るんじゃなくてね。

 

鈴木 大人アカデミー2020でした 。


大垣 動きが早いなと思ったのは、もうすでに、テレワーク専門の転職サービスっていうんですか。

 

残間 人材派遣?

 

大垣 派遣じゃなくて、転職の斡旋のところが、結構出てきてて。

 

残間 もうそういうふうに、前提としてテレワーク。

 

大垣 そうそう。最初は、東京の人が地方で働けるだろうっていうんで当て込んだんですって。地方の会社がテレ転職をする就職斡旋会社に依頼して、そうすると東京の子が来るから、みたいな。でも、逆なんだって。

 

残間 地方に住んでる人が東京の会社に。住まいを変えないわけだ。そこにいるわけだ。

 

大垣 そうそう。東京の会社に地方の子が就職するほうがどっちかっていうと結構人気っぽくなってきて。

 

残間 東京の会社に本当は就職したかったけど、親もいるし就職しなきゃなっていうのが、どこにいようと、東京の会社とつながって仕事ができるように。

 

大垣 もっと戦略的に言うと、親といたほうが全然楽だし、地方だから家も広いじゃないですか。

 

鈴木 豊かですよね。

 

大垣 それで、例えば、日立製作所に就職したら、きっと地域の会社よりも給料がいいじゃないですか。福利厚生もいいだろうし。中途でそういうのが。それが、結構いい商売になってきてるんですって。クラウドワークスも前は、ちょっと空いた時間にやるみたいな、現代版内職みたいだったのが、もっと充実してきていて。だからね、前住み替えっていうと、住み替えたさきの仕事が問題だねって。

 

残間 そうそう、まず探さなきゃって。

 

大垣 昔そういう議論をしていたじゃないですか。地方に行って、仕事あるの? みたいな。

 

残間 私何すればいいのって。病院とスーパーだけあったって困るのよねって。

 

大垣 そうそう。もっと言うと、あんまり来てほしくないみたいなね。あまつさえ少ない就職を取らないで、みたいなね。ところが、そういう、この間も、隈研吾さんがゲストのときに話したように、職住が分離していくっていうのが、本当に起きてるんだと思って。

 

残間 仕事のそばにしか住まないっていうのが変わってきたっていう話をしたんですよね。

 

大垣 そうそう。それが、もう、こんな。就職斡旋のところがこんなに頑張りだしてると。来年の採用、日立製作所とかっていって。

 

残間 あそこがリモートワークになるのよね、ほとんど。

 

大垣 50パーセント。富士通が100パーセントだってね。そうすると、テレワーク専門みたいなのが出てくると、なんかもう日本中から採用できちゃうっていう。

 

鈴木 逆に豊かにね。

 

残間 むしろ多様性が高まる。

 

大垣 そうすると、住み替えがめちゃくちゃしやすくなって、住みたいとこに住むっていう。ちょっとこれまでの住み替えとかなり意識が変わってきて、年齢層とかもだいぶ下がってきたので。

 

残間 地域によっては、やっぱりあの会社で働きたいなと思ってもできなかった人がこれから可能になるっていう。

 

大垣 もっというと、東京にいる似たような連中しか採用できなかったのが、本当に力になる人を採用できる。

 

残間 沖縄の大垣さんどうですか、北海道の鈴木さんどうですかって聞いたりできるもんね。

 

大垣 だから、多分、ものすごく変わるんだなと。

 

残間 それは国境を越えても言えることかもしれない。

 

大垣 そうそう。だから、テレ移民みたいな。

 

残間 どうなるんだろうね。最初の頃、みんな、テレワークって人肌がないから寂しいとかって言ってたけど、慣れてきたら、こんなもんだなって思うよね。

 

大垣 そうですね。そのうち機械が発達して人肌ボタンとか押すとモワーンと。

 

鈴木 空気も感じられるようになるようになるかもしれませんね。

 

残間 大垣さんっていうと、大垣さんのにおいとか。

 

大垣 しないですって、そんな、気持ち悪い(笑)。

 

鈴木 (笑)。大人ライフアカデミー2020でした。