リスナーメール:住宅の購入時、クレジットカードや電子マネーって使えるの?
金融・住宅のプロフェッショナルである大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代のプロデューサー・残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。
このブログでは、ラジオを聞き逃した方や、放送内容をもう一度確認したい! という方のために、人気コーナー「大人ライフアカデミー」の内容全てを、文字に起こしてお届けしています。
鈴木 聞いて得する家とお金のお話。大垣さん、きょうは。
大垣 きょうね、30歳の方から。聞いていただいてありがとうございます。横浜市保土ヶ谷区、ラジオネーム「レモン」さんから。男性の方なんですけど。住宅を買うときに、ローンの他にクレジットカードや電子マネーは使えますかっていう。これ、なかなか素朴な疑問っていうか。これ、使えないっていうか、普通買うときは住宅ローンを使いますので。
クレジットカードっていうのは、どういうふうになってるかっていうと、きょう今欲しいものでクレジットカードで買いますよね。
そうすると、裏で何が起きてるかっていうと、カード会社さんのほうがお店にお金を払ってくれてるんですね。その立替払いをしたお金を皆さんのほうに翌月に請求しているっていうのがクレジットカードなので。
お金を1ヶ月ぐらい借りてるっていうことになるわけですよね。ですので、貸しているわけなので、カードは3000万円とかのカードを使っていいっていうことにはなかなかならなくて、1ヶ月分ぐらいっていうことで、普通は20〜30万円から。残間さんなんかはブラックカード持ってるんだっけ。
残間 もうやめた。
大垣 ブラックカードっていって、無制限っていうのもあるにはあるんですけど。
残間 限度額はないけど、年会費すごく高いのにある日気がついて。知らなくて。
大垣 そうですよね。10何万円するやつ持ってたんでしょう。持っていなかったかもしれませんが・・・。で、そういうのは、金額も大きいのがあるんですけど。普通は、日常の買い物用っていうことですよね。
電子マネーはね、やっぱり、毎日値段が。簡単にいうと、ドルで払っていいですか? っていうのと同じ。
残間 そうか。私の家のローン、ドルで払うみたいな。
大垣 金で払っていいかとか、そういうのと同じ意味なので、それはまずかろうと。ビットコインなんかはそうなっちゃいますよね。
で、もう一つは、やっぱり大事なものなので、登記をちゃんと移してもらって、鍵をもらうときまではお金を払いたくないわけですよね。だから、出来上がって、大体普通は銀行の支店の管理室とかに行って、それで、そのときに。
残間 でも、この質問はやっぱり30歳ならではだね。
大垣 そうですね。そうなんです。いい質問。
残間 30歳ぐらいの人みんなそう思ってるかもね、疑問に。いいのかな、なんて。
大垣 これって、大体、残間さんは分かんないけど、一生に1回しか普通はしないことなので、結局、経験が全然ないことなので。
残間 私だってローンやったことあるよ。
大垣 何回も買う人は少ないので。
残間 払ったけど。2回ぐらい。
大垣 1回目の経験が2回目にいきるっていうほど、そんなにやらないことなので。確かに、そうだよなって。
残間 なるほどね。
大垣 思ったんですけどね。
残間 なんでも今、電子マネーとかビットコインとかっていうと、これでローンもいいでしょうか? って言いそうにいなるよね。
大垣 今、ビットコインが、EVやってるイーロン・マスクが買ったりしてガーッと上がりましたよね。だから、そういうふうにして儲かったところでちゃんと円に変えて、お金儲けしたお金で買うとか、そういうことはあってもいいと思いますけどね。
あと、もう一つね。約束手形の廃止についてって。急に難しい話について、教えてくださいということで。
残間 同じ人? レモンさん?
大垣 うん。これはちょっとね、長い話になりますから、次回に。どうもありがとうございます。若い方でも、そうでない方でも、こういう素朴なやつが一番面白いので聞いてください。
残間 なるほどなと思った。
鈴木 ありがとうございました。大人ライフアカデミー2021でした。