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楽しいセカンドライフを送るために。
金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が、大人の目線でお届け。
このブログでは、「大人ライフアカデミー」「マイホーム活用大作戦」の2コーナーの文字起こしを掲載中。

リスナーメール:夢は退職後の海外移住! 今住んでいる家は貸し出せる? 帰国することになったときの備えは?

リスナーメールのご紹介
金融・住宅のプロフェッショナルである大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代のプロデューサー・残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。

このブログでは、ラジオを聞き逃した方や、放送内容をもう一度確認したい! という方のために、人気コーナー「大人ライフアカデミー」の内容全てを、文字に起こしてお届けしています。

鈴木 聞いて得する家とお金の話。今日はどんなお話でしょうか。

大垣 10年前から聞いてくださっている、青梅市のワクさんから。初めてのお便りです、ということで。水谷佳奈さんがいらっしゃった頃から、長いファンです。

鈴木 ありがとうございます。

大垣 毒と薬の混じったトークを楽しく聞いておりますと。毒は水谷さんなので・・・。


鈴木 いやいや。

残間 毒薬。

大垣 色々、長く書いてくださっていて、全部は読めないんですけど。質問のところだけ読みますね。退職後の海外移住が夢なんですって。今62歳ということで、65歳予定っていうことで。

残間 一人で? 家族と? 奥さん?

大垣 どうだろう。分かんない、どっちだろうね。奥さんと行くんじゃないですか、65だから。結構、準備していらっしゃって、いろんなものを、不動産とかをお持ちなんですけれども、当面のご質問は、ご自宅が青梅にあって、これを借りてもらえますかっていうことで。駅から徒歩18分なので電車通勤には不向きなところですが大丈夫ですか。いやもう、こんなの全然問題なし。

残間 どこ、場所。

大垣 青梅。

残間 ああ、じゃあね。

大垣 90坪の敷地があるんだって。

残間 へえ。

大垣 40坪がツーバイフォーだって。こんなものを。若い子がすごい住みたいんじゃないかな、今。

残間 ねえ。いつか帰ってくるっていう。

大垣 でしょうね。私、思ったのは、退職後の海外移住ってところが根本的に今難しいと。

残間 今はもちろんコロナで行けないんだけど、昔、山田太一さんがよく、そういう、夫婦の海外移住のドラマなんかを作ってたときは、オーストラリアがすごくみんなの人気のまとで。広くて美しい、プール付きの家に夫婦で行くんだけど、プール付きの家の掃除の大変さとか、枯葉が落ちてきたり。で、今度、隣近所も誰もいなくて、ずっと二人っきりで、とうとう帰ってくるみたいなドラマがあったけど、あんまり最近、海外移住60過ぎてっていうのはないよね。遊びに行く人はいるけど。

大垣 別れてるんじゃないですか。お金持ってる方は。

残間 もう一つ家を持ってて、短期滞在とか。

大垣 注意点は、欲張らないでくださいっていうことですね。貸すのは大丈夫だと思いますけど、きっと、90坪で40坪ツーバイフォー、25万はいくぜ、とかって思ってらっしゃると、それは無理です。これは10年聞いてらっしゃるのでお分かりだと思いますけど、10万いけばいいほうかもしれません。もう一個は、帰ってくる時用に、娘さんが住んでらっしゃるとこと同じマンションに中古の部屋を買いたいんですって。で、お金借りられますかっていうことなんですけど。これは<リバースモーゲージというのがだんだん普及してきて、最近お話ししているように、元々家を担保に生活費を借りるものだったんですけど、今はこれで新しい家買う方が結構いて。例えば住宅金融支援機構のリ・バース60っていうのを使ってる商品なんかはもう全然問題なく8,000万円まで貸してくれますから。

残間 ふーん。

大垣 まあ、そんなに借りない方がいいですけど、2000万もあれば多分中古でしたらお買いになれるんじゃないかと思うので。そうすると、月々の払いは利息だけなので、まあ、いいとこ3万とかそんなもんなので。なけなしでも、青梅のご自宅を貸されたお金でずっと払えますので、特段問題ないと思います。で、名義、夫か妻かどっちがいいですかっていうことなんですけど。

残間 共有のほうがいいんじゃない?

大垣 共有は面倒くさいですね。

残間 かえって?

大垣 うん。まあ、どっちでもあまり変わらないっていうか、60までに借りるときは、生命保険をつけるので、どっちがもらうか大事なんですけど、60以降のローンは生命保険がつかないので。

残間 ああ、そうなの。

大垣 うん。死んだ時に家を売って返すっていう建前なので、どっちになさっても特段大きく変わらないと思います。

鈴木 はい。

大垣 と、いうような感じですかね。だから、意外と、ちょっとお話をしてるように、ご自宅がある方は、ご自宅を担保にしてローンを借りて住みたいとこに家を買うと。こういうのがわりと定着してきてますので、お聞きになってる方で、ワクさんはすごくきちんと準備なさってますけど、わりと行き当たりばったりに考えても意外とうまく行くことがある。

残間 でも、きちんとしてるね。帰る場所もちゃんと。

大垣 この方は相当ちゃんとやってますね。

残間 行っちゃったら行っちゃったでなんとかなるさって感じじゃないのね。

大垣 そうですね。結構、このラジオを聞いてくださってる方、色々言うから、こうやって。

残間 すごく長い間。

大垣 色々ね。

残間 勉強もしてらっしゃるんですね。

大垣 このかたは割とそんな感じの方です。

鈴木 ラジオを聴き続けてる方は、人生設計が違ってくる方が多いんじゃないでしょうか。

残間 水谷さんが前にいた頃ってさ、二人で、数字の話になると突然黙ったの。全然分かんなくなっちゃってね。

大垣 意外と、こうやって喋ってる私も、結構行き当たりばったりなのは知ってるでしょう、残間さん。

残間 うん、知ってる。

大垣 喋ってる3人が一番行き当たりばったりなのよ。

残間 大垣さんはいつも、ちゃんと分かってる、二人とも? なんて。

鈴木 聞いてるの? って(笑)。

残間 分かんない、とかって終わってたね。

鈴木 リスナーの方のほうが賢く色々考えていらっしゃるということがよくわかりました。

大垣 特に水谷さんとかは目が死んでるんだもんね。

残間 (笑)。

鈴木 きょうは青梅市にお住まいのワクさんのご相談にお答えいたしました、ありがとうございました。

ゲスト回 博報堂「新しい大人文化研究所所長」安並まりやさんと、コロナ渦の大人世代の動向を語る

金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代プロデューサー残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。
大人ライフアカデミーのコーナーの文字起こしを掲載しています。
2021年1月9日の放送は、ゲストをお招きしてのスペシャル回。博報堂 新しい大人文化研究所所長、安並まりやさんにお越しいただき、「大人世代」のマーケティングの最前線についてお伺いしました。コロナ渦で変化していく大人世代の情報収集方法など、興味深いお話がたくさん。
  • 大人の花道

鈴木 早速、改めてご紹介します。本日のお客様、安並まりやさんです、よろしくお願いします。

 

安並 よろしくお願いします。

 

鈴木 とても綺麗な。

 

残間 私は、博報堂の前身からずっと知ってるし。

 

鈴木 そうなんですね。

 

残間 私も、大人文化を作りたいと思っていて、新しい大人像を作りたいって言ってて。結構、一緒に博報堂ともやってた時期があって、安並さんになった時に、私新しい可能性を感じたね。

 

大垣 そうなんですね。

 

残間 やる人だって。

 

安並 いやいや、とんでもございません。

 

鈴木 安並さんが所長に就任されたのは2019年5月、3代目の所長ということですね。

 

安並 はい。

 

鈴木 共著に『イケてる大人 イケてない大人 シニア市場から「新大人市場」へ』という。

 

残間 安並さんの親御さんって何年生まれぐらいなの?

 

安並 まさに団塊世代で、母親が72歳です。

 

残間 じゃあ、1948年。23年か。ああ。ネズミね。

 

安並 団塊世代ど真ん中です。

 

残間 お母さんはもうちょっと。

 

安並 父はずっと母親と暮らしていたので。はい。父はちょっとわかんないんですけど。

 

残間 そうなんだ。いいね、それもまた。じゃあやっぱり、そういう親の影響を受けるよね、どうしたって。若いでしょ、お母さん。

 

安並 そうですね。

 

残間 年上扱いすると怒るでしょう。

 

安並 怒ります。

 

残間 そういう人の娘さんがやってくれるといいんですよ。

 

大垣 親の世代は大人じゃないんですね、きっと。

 

残間 親の世代は大人じゃん。

 

大垣 安並さんはまだ大人じゃないってこと?

 

残間 安並さんは。

 

大垣 大人に入れたらちょっと失礼だな。

 

残間 シニアって言うと、昔は50歳以上って言ってたのよ。でも、最近は60歳以上ぐらいじゃないと。

 

大垣 50歳はまだ若いわね。

 

残間 前期高齢者を65以上って言うなこの野郎みたいに思ってるわけ、私は。

 

大垣 っていうか、その言葉は死語ですよ、やっぱり。

 

残間 高齢者はやっぱり、85ぐらいからでいいと思うんですよね。

 

大垣 なんでかって、「イケてる」という言葉で反応する世代でないと大人じゃないんでしょう。

 

残間 でも、イケてるってちょっと昔だよね。

 

大垣 イケてるってなんだろう、どのぐらいの世代なんだろう。

 

安並 本の話をさせていただきますと、おっしゃる通り、50歳以上の男の人を研究対象といいますか。彼らにとってイケてる、イケてないって何なんだろうっていうことをいうと。

 

大垣 あの人たち、イケてるっていう言葉って反応するのかな。

 

残間 今の30代・・・。

 

安並 そことも関連するんです。今の20代、若い男女にとって、イケてる、イケてないと言ったところと差をみることで、大人の男性がイケてると思ったとしても若い人たちはいけてると思ってないんじゃないかってことで。

 

大垣 こだわってあれですけど、イケてるっていう言葉がすでに死語みたいになっていて。イケてる大垣さんってどんな感じなんですか。ブイブイしてる。

 

残間 昔だと、イカすとかさ。

 

大垣 イカすはこれはまたもはや、古典語ですよね。

 

鈴木 昭和な感じ。

 

安並 古い言葉かもしれないですね。

 

残間 かいつまんでいうと、何。

 

安並 基本的に、これは当たり前の話かもしれないんですけど、他人をちゃんとリスペクトできるかどうかっていうところが一番。

 

残間 人を認めない。

 

安並 そうですね。この世代の方々って、ちょっと言葉を選ばず言いますけれども、やっぱり縦社会の中で生きてこられている方が多かったので。

 

大垣 そうか。でもそんなん言ったら私らはもうなんか全然、縦縦みたいな感じ。

 

残間 横なんてあったの、みたいな。

 

安並 そこの中でもお互いのリスペクトっていうのはあると思うんですけど、若い世代の方から見ると、イケてる大人っていうのはやっぱり世代も含めて、ちゃんと人を、一人の人間としてちゃんと見て下さるところが。

 

残間 蛸壺状だったんだよ。

 

大垣 模範がなくなったの。多分。僕らは、縦だったけど、上の縦に、ちゃんと模範っぽい縦がいて、まだ縦があるから、それを尊敬してそうなろうと思ってた。

 

残間 なりたくない反面教師もいたしね。

 

大垣 僕たちの10下は、わりと、そっちの模範が瓦解していってるんだと思う。

 

残間 でも、本当はあなたが模範にならなきゃいけない。

 

大垣 それどころじゃなかったの、あなた方の世話してたから。不良債権団塊がガーッといって。

 

残間 団塊の世代が作った不良債権を。

 

大垣 そうやってガガーッてなってる最中は。

 

残間 大垣さんは団塊の世代を敵視してるの。

 

安並 そうなんですね。

 

鈴木 ちょうど狭間の世代で。

 

安並 ああ、なるほど。私自身が団塊ジュニアの、最後のほうっていうところなんですけれども、ちょうど上からちゃんと、可愛がりも含めて教えていただいてって言ったところの最後の世代かもしれないなという風に思っていて。そこから下の世代の子達はやっぱり、ちょっとやるとすぐパワハラになってしまうとか。

 

鈴木 そうね。

 

安並 やっぱり、それはそれで良い面も。悪い面の方が結構取り上げられてるところが多いと思うんですけれども、継承っていったところも含めてなくなってしまっているって言うような状況なのかなと思いましたが。

 

残間 だけど、一目で、イケてるイケてないって大体わかるじゃない。一目と一言で。ああもうこの人ダメみたいな。

 

大垣 イケてるっていう言葉が。ごめんねこだわって。

 

残間 いいなあって。

 

大垣 かっこいいなって。

 

残間 クールな大人とそうじゃない人っていうのは、一言話せばわかるじゃない。

 

大垣 だから、安並さん的にみてて、「ああ、あいつイケてるな」っていう男はいるの。

 

残間 どういうの。

 

安並 ええっ。いやいや。

 

残間 私の周辺では、年寄りを嫌っているわけではなくて、自分の自慢話をしたり、説教がましい人は嫌いだけど、昔から。

 

大垣 昔からいるけどね、そういう人は。

 

残間 バブルの時代、80年代だから、そのことを知らないじゃない。そのことを客観的に分析してる大人の話なんかはちゃんと聞くよ、若い子は。

 

安並 今、ちょうど私たちも、60代と20代が対話するっていう、両極会議っていうプログラムを、ワークショップで作ったんですけれども、何度かやらせていただいてるんですけれども、やっぱり毎回若者も大人世代も両方お話を聞いてよかったという風に皆さんおっしゃっていて。

 

残間 そうだよね。

 

大垣 でも、私の毎日ってそうじゃないですか。

 

鈴木 大学教授ですからね。

 

大垣 60が、20とかを教えてますけど。でも、何にも変わらないよ。お前らなんでそんなに俺と一緒なんだって。

 

残間 それはあなたの問題なんじゃないの。

 

大垣 えっ?

 

鈴木 まだまだお話を伺っていきます。安並さん、よろしくお願いします。

 

安並 よろしくお願いします。

 

  • 大人ライフアカデミー2020

鈴木 引き続き、新しい大人文化研究所所長の安並まりやさんにお話をうかがいます。

 

大垣 今日ね、僕は、ものすごく貴重な機会だと思うんですよ。これだけお若い方に来ていただいたことはないんですよね。これまで。

 

残間 そうだっけ。

 

鈴木 確かに。

 

大垣 さっき、団塊ジュニアっておっしゃったので、多分、お年を聞いちゃいけないけど、40の前半ぐらいだと思うんですよ。だから、どういうふうに見えてるのかって、今日のリスナーの人はすごい面白いかもしれない。これ、台本があるじゃないですか。アンケートをおやりになったんですよね。

 

安並 そうですね。コロナのときに、60代以上の大人世代の方々がどういう暮らしをされているか、どんな意識下にあるのかといったところを、ちょっと把握しておいたほうがいいなと私たちも思っていて、4月に、約1500人ぐらいのアンケート調査を行いました。

 

大垣 よく60歳以上1500人集められましたね。これはなかなか手強い奴らですよね。

 

残間 そんな、大手広告代理店だもん。

 

大垣 そうか。

 

安並 これ、共同調査でして、「趣味人倶楽部」という、SNSの会員さんが35万人ほどいらっしゃるんですけれども、その会員さんたちにうかがってきました。おかげで、エスノグラフィー調査という、Zoom上のインタビューなんですけれども、それも何年か行わせて頂いております。定量調査、インタビューともども、結果として出てきた大きな部分の一つとして、オンライン化が進んでいるなというような。

 

残間 そうよね。

 

安並 コロナについての情報収集というのが、テレビについで多いのがインターネットで、8割以上の方がネットで情報収集を行っていました。

 

残間 最高齢は何歳ぐらいだったの。

 

安並 80代でしたね。

 

残間 70代は明らかにネット大丈夫だもんね。

 

安並 ネット大丈夫ですね。そうですね。通常だと、残間さんはご存じだと思うんですけれども、この世代のメディア摂取といって、テレビの次に新聞、雑誌という紙媒体が入ってくると思うんですけれども、次にインターネットが上がるっていうのは、結構すごい結果だなという風に思いまして。具体的にどういうことを探索されてるのかってインタビューで聞いてみたんですけれども、一人の方は、ジョンズ・ホプキンズ大学で、罹患者に関する統計をチェックしたり。

 

大垣 早い時期からここのが出てきましたよね。

 

安並 第一ソースでちゃんと調べたいという方もいらっしゃいますし、はたまた、日常的な感染予防対策について知りたいとか、やっぱり知りたい情報っていうのは人によってさまざまなんじゃないかなというふうに思います。一方、テレビや新聞のマス情報だけだと、なかなかニーズっていうのが満たせないといったところから、ネットを今まで以上に頻繁に見るようになったのではないかなと分析します。

 

大垣 Zoomみたいなものを使ってらっしゃるんですか。

 

安並 そうですね。Zoomに関しても、趣味人倶楽部の会員さんにも、事務局の方から講習会という形で1000人ぐらい教えたみたいなんですけど、1回教えてしまうと慣れてしまって、そこから新たなデジタルへの扉が開いているので。

 

残間 そうなの。すぐに壁紙とか、自分で撮った写真とかね、自分で握ったお寿司とかを壁紙にしてる人とかね、いろんな人が出てきてびっくりする。

 

大垣 わからないですよね、寿司とか。

 

残間 なんですかって聞くと、僕はこの間、寿司スクールに行って作った寿司ですとかね。

 

安並 すごい。

 

残間 それって、まりやさんからするとちょっと意外だと思っていたんでしょう。でも、お母さんは若いからそうでもないか。

 

安並 意外に、一回使って慣れてしまえば習慣化するんだなんていったところが分かっていて。

 

残間 キモは、恥をかきたくないっていうことなのよ。

 

安並 ああ。

 

残間 だから、子供にガーガー言われるのも嫌だし、知らないですって言えないじゃない。だから教えてもらうとね。

 

大垣 多分、70代がそうでしょ。僕らは多分、元祖パソコン少年なんですよね。だから、会社中からパソコン少年扱いされて。

 

残間 みんなに聞かれたんだ。

 

大垣 そう。だから、その筆頭みたいだったので、60って言っても、僕らぐらいの60は、わりと新しもん好きで。

 

残間 70代だって新しいもの好きなんだけど、どんどん、進んでくるじゃない。ITとかICTとか。それについては。

 

大垣 でも、10ぐらい上の人は、そうは言っても終わってたんですよね、新鮮な時期は。もう30代で、偉そうにして。

 

残間 まあね、あなたのような大きい銀行にいた人はみんな偉そうだもんね。

 

大垣 そう。

 

鈴木 お互い言葉に棘がありますよ(笑)。

 

大垣 私らひたすらやってた側で。だから、僕らは、そんなにびっくりされるほどリテラシー低くないわけ、多分。

 

残間 だから、本当は70代も、まりやさんが言ったみたいに、一回教えるとリテラシー高くなるよね。

 

安並 あと、コロナ渦で、みんなでやったってやったのが多かった。

 

大垣 あと、女性が大きかったんじゃないかな。男はなんだかんだ言っても使わされてるからやるんだけど、女性の方でZoomとかっていうと、抵抗あったんじゃない。

 

安並 それが、きっかけが趣味でZoomを使い始めましたっていう方もいらっしゃって。私が聞いた中では、料理教室をリアルでやってたんですけれども、その先生がコロナ禍で気を利かせてくれて、オンラインで教室を始めたと。

 

大垣 なんでもそういうふうになってますよね。

 

安並 そこからきっかけでZoomはじめましたという方も、女性の方でいらっしゃったり。

 

残間 夜も、オンライン飲み会やってるよ。

 

大垣 これは、広告会社的にいうと、どういうインビテーションなんですか。

 

安並 インターネット、デジタル化が進んだっていうこと自体は、代理店としてはすごくいいことですし。

 

大垣 前も、ごめんなさい遮って。前、F1とか、そういうお話しがあったじゃないですか。流石に最近は、僕らのところってセグメントされてるんですか。

 

安並 ああ、一応まだありますね。

 

大垣 あるんですけど、例えば僕らは、50と60と70と、シニアってやられるとムッとするじゃないですか。

 

残間 59歳以上は全部100いくつまで一緒なのよ。

 

安並 そう、FMさんっていうような区切りになっていて。

 

大垣 っていうのはまだ続いてるの。

 

安並 続いてますね。

 

残間 視聴率なんかも、個人視聴率に変わってきたから。

 

安並 そうですね、だんだん。年齢で、ある程度取れるようになってきたのかなあ。

 

残間 F3とかM3なんていうのはお呼びじゃないっていう。

 

大垣 僕らは全然違いますもんね。3、4年刻みで違うでしょう、僕らの世代って、多分。

 

残間 もっと多様化してるかもね。

 

安並 あと、マーケティングっていうような視点で言うと、みなさんデジタル化されたっていうことで、リーチできるようになったっていうことだと思うんですね。Zoomで直接お話できるとか、彼らの声を、どういうものが欲しいのかっていうところを、商品やサービス、コミュニケーションに生かすっていうような手法も増えるんじゃないかなという風に思っていて。

 

残間 反応も言いやすいしね。

 

安並 デジタル化自体は、距離が縮まる方法、手段の一つなんじゃないかなとは思っています。

 

大垣 私やっぱちょっと自分の仕事に引きつけちゃって申し訳ないですけど。

 

残間 家?

 

大垣 家。これはもう、坂本さんともお話ししたんですけど。

 

安並 そうですね。

 

大垣 ダウンサイズって、減らすだけでしょ。ダウンサイズって、もうしてんじゃないの。子供部屋が物置になってるだけで、空間的には。

 

残間 移住したりしてるでしょう。

 

大垣 それが全然動いてないじゃないですか、この15年間以上。

 

残間 まあね。

 

大垣 移住・住みかえ支援も。

 

残間 若い人のほうが。

 

安並 そうですね。

 

大垣 結局、やっぱり動かなかった、団塊とかっていうような整理になってるんだけど、こんなとこはどうですか。どう見たって、そこまでの仕事生活から変わる段階で住まいっていうのは一番大事なことで、当然、そこから30年とかある時代で変わっていかないと思うんですけど、その辺の意識って何かありましたら。

 

安並 私どもの調査結果っていったところではなくて、ある程度、コロナ禍を受けてのある程度仮説っていうようなことになってしまいがちなんですけれども、さっきおっしゃっていただいた通り、ダウンサイジングっていうところの流れっていうのは、ちょっとオープンソースのデータから引っ張ってきたんですけれども、そこが7割以降あるって話もあったんですけれども。なんとなく、やっぱり、お話を伺っていると、自粛生活がずっと続いているというような状況だと思うんですね。で、ある方にお話を伺ったところによると、やっぱり親しい友人とは全然会えないし、会うつもりもないと。ワクチンが世界中に行き渡って、コロナが撲滅された後じゃないとなかなか会えないねっていうようなことで自粛生活がずっと続いているという話をすると、健康促進の運動であったりとか、趣味であったりとか、全てお家でやってかなきゃいけなくなる。唯一無二のシェルターになってくるというような考え方が、今後も長期的な考え方の一つとしてあるんじゃないかな。

 

大垣 なるほど。

 

安並 そのときに、狭いお家でできるかっていうと、なかなか難しいですよね。ですし、やっぱり、都会と地方でやるコロナに対する意識って全然違うらしくて、罹患者が増えてるか減ってるかっていったところが、やっぱどれだけ自粛したい気持ちみたいな所に影響を及ぼすなっていうことを考えると、何かこう外に出て行くとか、密を避けるというような視点で、リロケーションっていうことも選択肢にもしかしたら入ってくるのかもしれないのかなと思ったんですけれどもね。

 

大垣 まだそんなレベルなのか。どう考えたって、マンションの一室でやってるより、そのマンションを貸せば、どうやったって10万円がそこから出るわけですよね。首都圏だったら。

 

残間 海辺に行ったほうがいい。

 

大垣 それで、もうちょっとだけ山奥に行って、そんなに感染ろうと思ったってそう簡単に隣がいないところに、同じ自粛だったら、いて、健康を考えたほうがいいと思うんですけどね。

 

残間 でも、最近、山を買ったりね。

 

大垣 動いてると思うんですよ。あれだけ山が売れてたらね。

 

残間 やっぱり、まりやさんなんかに期待するのは、固定観念や既成概念で、これまでの老人とか、政府は大体ほとんどそうやって見てるけど、そういう、固定観念で見ないってことが大事だよね。

 

安並 はい。

 

残間 特に、Zoomなんかで今。

 

鈴木 まだまだお話を伺いたいんですけれども。

 

大垣 あっ。

 

残間 割って入る鈴木さんがまた出てきたよ。

 

鈴木 お時間になってしまいました。

 

大垣 また来てください。また喋りたいです。

 

残間 折々、新しいニュースがあったら。

 

安並 そうですね。新しい調査とかありましたら、また。

 

残間 あなたにかかってるんだからね。あなたが頑張んなきゃダメだよ。

 

安並 はい、またご報告させてください。ありがとうございました。

 

一同 ありがとうございました。

 

鈴木 新しい大人文化研究所所長、安並まりやさんでした。ありがとうございました。

 

安並 ありがとうございました。

 

コロナ渦、どんどん便利になる世の中。便利すぎて歯止めがかけられなくなる怖さに、ハンコ社会はどう対応していた?

鈴木 聞いて得する家とお金のお話、大垣さん、きょうは。

大垣 きょうのお話に絡めると、デジタル庁とかってどんどんネットの話とかしてるじゃないですか。

残間 300何人入れるんでしょう。

大垣 ねえ。私も、そういうんじゃ、勤めていたところじゃパソコン少年とか言われて、今でも自分でプログラムを書いているようなあれだから、言ってることがおかしいと思われるかもしれないんですけど、例えばハンコって、認印とかちょっと削ってあるじゃないですか。あれって、どっちが上か分かるように。でも、実印って、あれをあえてやらないんですよね。

残間 そうなんだ。

大垣 実印はそれが付いてないです。なぜかと言うと、押すときにもう1回上を見るじゃないですか。その時僕らは、もう親や上司から言われましたけど、「お前、これは、上を見るだろう、そのときに、本当に押していいハンコなのかっていうのをもう一回確認するんだぞ」と。だから、大事なハンコには、上の印はつけないんだと。あえて不便にしてあるんだって。こう、習ったんですよね。実際皆さんの実印ご覧になったら、そうなってると思うんですよ。

残間 うん、なってる。

大垣 ネットって、どんどん便利になっていくと、ポチッとやるとどんどん進んでいって、いいようなもんなんだけど、待てよがない。昔の人って賢くて、便利にすべき認印には掘ってあるんだけど、実印には彫りを入れないとか。長い間で工夫してきたようなことで、あえて不便になってるものってあるんだと思うんです。だから、なんか、今の雰囲気って、なんでもネットにしちゃえみたいな。

残間 なんでもしちゃえと。

大垣 それから、極端な話、ハンコをなくせなわけでしょう。いいんですけど、こういう時期だからあえてなんですけど、多分、その波としては楽になった方がいいみたいな波がきちゃってるので、周りで、あえて不便にしてあることをあまり便利にしないっていうのが。

残間 それは「待てよ」が必要だよね。絶対。特にそういう、なんでもデジタル化して、ぱっぱといかれちゃうとね。

大垣 そう。それをまた実印的ネットとかっていうのは、こんなにめんどくさいことをやるんと、こんなにするんだったら別に、ネットでいいじゃん、ハンコでいいじゃんみたいな。

残間 そういうのって、どっちかにしないで、もっと。今、自動車も、ガソリン車全部やめるぜみたいなのあるけど、あれだって、困る人がいるんだよね。いろんなものが選べればいいのにと思うのに。

大垣 そうですね。でも、ある意味やられてることを正当化するとすれば、そうは言ってもやっぱコレって長い歴史の中でそうなってきたわけでね。そういう意味ではいっぺん全部止めてみないと本当にはまずいことがわからないってのはあるのかもしれない。

残間 大垣さん、実印、本当に押していいのかっていう、一瞬のだいじょうぶ? っていうのが、それがないと歯止めが効かなくなることっていうのが、世の中には今、起こり始めてるね、確かに。

大垣 先人があえて知識として入れてて、もうあんまり不思議に思ってないような事で、ちょっと考えるっていうのが。

残間 それ、2021年大事なんじゃない、そういうことちょっと。

大垣 ちょっと思ったりするんで。

残間 コロナ渦のせいもあって、行きすぎるところがあるでしょう。

大垣 そう思うんです。

残間 通過してしまいましょうみたいな。ここは。

大垣 行きすぎちゃったときは、自分で自分を守っておかないと、乗っかっちゃうと、えっていうのがあるかもしれない。

残間 気がつくととんでもないところに連れ去られているかもっていうね。なかなか難しいね。自分で立つこともだし、自分で律することもだし。大事。そうね。

鈴木 年の初めにいいことを聞きました。

大垣 偉そうに喋ってしまいましたが。

残間 年の功で。ふふふ。

鈴木 大人ライフアカデミー2020でした。

リスナーメール:100年住宅を100年もたせるための、地味だけど一番重要なポイントとは?

リスナーメールのご紹介

金融・住宅のプロフェッショナルである大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代のプロデューサー・残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。

このブログでは、ラジオを聞き逃した方や、放送内容をもう一度確認したい! という方のために、人気コーナー「大人ライフアカデミー」の内容全てを、文字に起こしてお届けしています。

鈴木 聞いて得する家とお金のお話です。大垣さん、きょうは。

大垣 今年もたくさんお便りいただいてありがとうございました。全部読めなかったんですけど、あの三つぐらい、似たものがあるので、いっぺんにって言うと失礼なんですけど、ざっとお答えしたいと思います。一つはね千葉県印西市のヒロシさんからなんですけども。「耐震をやりたい」ということで、「どこに相談したらいいですか」ということなんですけど。これ、一番いいのは、自治体の耐震の支援とかをやってるところのサイトに大体はそこで扱ってる業者が載ってるんですね。ところが最近はそういう業者さんが増えてきて、ネットの検索を耐震ぐらいで叩くと、もうそういうリフォーム屋さんとかが、SEOの対策をされてるから上に上がってきて耐震支援のサイトが上に来ないんですね。昔はやるとそんなんしか上がってこないくらいレアなサイトだったんですが。

残間 自治体によって補助金があったりね。

大垣 そう、全然違うんです。で、実際にすごく違いますので。今から申し上げますので、これでググってください。「耐震支援ポータルサイト」。耐震支援ポータルサイトまで打って検索をかけると、一番上に出てきますので。

鈴木 はい。

大垣 そこを触ると、お住まいになっているところの関連のとこが全部見れるようになってますので。それでご覧になって接触なさるのが一番いいんだろうと思います。

鈴木 はい。

大垣 それから、もう一つは、千葉県の船橋市のスーパーキャットさんと、あと、横浜市緑区の北車線60度さん。そういうお家なのかしら。両方、特に北斜線さんのご質問が分かりやすくて。マンションの耐用年数50年ぐらいなのに、最近百年住宅とかって木造のやつがあるみたいですけど、これはどっちが持つの? って。確かに、法隆寺は1000年もってるって言われると、大手町のビル見てると30年建ってるビルなんてないじゃないですか、建て替えて。どっちなんだろうって、確かに素朴な疑問としてあると思うんです。スーパーキャットさんのほうは、ちょうど一戸建てをお買いになって、メンテナンスをどのぐらい見といたらいいですかとか、どういう風にしたらいいですかと。似たような質問なので。あまり具体的なことはともかくとして、一番申し上げたいって言うか、このところ忘れられてたんじゃないかなと思うことってのは、物理的に長持ちするお家っていうのと、それから、家を長持ちさせる生態系って言うのかしら。私のおじいちゃんの家って、京都の本当に町屋なんですけど、これって、本当に多分、頑丈じゃないんですよね。頑丈じゃないんですけど、建てた大工さんっていうのが代々いらっしゃって、そこがもうお孫さんが私ぐらいになってるんですけど、その間、別段頼みもしないんだけど「近く通ったんで」って言って、「ここちょっと直しておきますね」とか、そんなんで持つわけですよね。何くれとなく、昔は大工さんがそうやって気にかけてたっていうことで。ある地域の建物がこうなんとなく守られてると。

残間 今は難しい。

大垣 そう。やっぱり、60〜70年代のところで、家がある意味、プレハブなんかはもう典型ですけど、工場で作るぐらいのことまで考えて、組み立てて持って来るって言う。建てました、それはもう完璧に出来上がってます。だから大丈夫なはずっていうのでこう。これはおそらく西洋的な思想でもあるんだと思うんですけど。ところが百年住宅とかいう話になると、土台買って100年も生きてないわけで。それからどう考えたって風呂釜が100年持つわけないので。やっぱり、直していって何年も持つんですよね。

残間 うん、うん。

大垣 だから、そういう意味では、多分今、国の人と喋ってても、ようやく「頑丈なもの建てさせないといけない」っていうところから、目線が、それも大事だし、でももっと大事なのは、帯として、一つのバイオトープみたいに、家を持たせていくようないろんなシステムってのが、その横に本当はないといけなくて、そういうのが、昔の大工さんが目配りしてるって言うのをもうちょっと。

残間 公益的に。

大垣 仕組みとして。

残間 よく、大垣さんのやってるJTIなんかでも話になるのは、その家の人が本当に丁寧に使っているとか、メンテナンスをちゃんとその都度やってると価値が下がらないって話が出てくるじゃない。民間レベルもそうだけどそれをもう少し公益的にやろうっていうこと?

大垣 そうです。例えば国はそのレベルなんだけど、もしお建てになった家があれば、30年経ったお家を今借り上げさせていただくでしょう。で、建てた会社さんが残ってるケースのほうが少ないんですよ。だから、そうすると、そもそも建てた時の図面が散逸してたりとか。いつ建てたかも分からなくて、そうすると「建築確認書とってきてくださいね」って言うと、何ですかって話から始まって。まあ、そうですよね。

残間 何年も経ってるから。

大垣 そうすると、役所って20年ぐらいすると捨てちゃうので、もう何も残ってないんですよね。だから、やっぱりご自分で、建てた後もできるだけ建てられた文章もきちっとこれはって残しておかれると、自分ではわからなくてもすごく役に立つものですので。それからやっぱり、建てられた会社さんとかよくコンタクトを取られて、めんどくさくても時々見てもらうとね、家が生き物としてね持っていく。

残間 人間だって人間ドッグやるんだからね。

大垣 そう。ものじゃなくて生き物だって考えたほうがいいっていうのが、最近思うことなので、それをお話ししたいなと。

鈴木 ありがとうございました。大人ライフアカデミー2020でした。

リスナーメール:不動産投資信託って一体何? できた経緯やメリット、選ぶポイントについて

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金融・住宅のプロフェッショナルである大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代のプロデューサー・残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。

この記事では、ラジオを聞き逃した方や、放送内容をもう一度確認したい! という方のために、人気コーナー「マイホーム活用大作戦」の内容全てを、文字に起こしてお届けしています。

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鈴木 聞いて得する家とお金のお話、大垣さん、きょうは。

大垣 きょうは、東京都板橋区コロンボさん。いつもメールを頂いてます、ありがとうございます。毎週興味深く聞いています。不動産投資信託について、投資する際や選ぶポイントなど教えて頂ければ幸いです。わりと直球の質問が来てます。

残間 ふーむ。

大垣 前ちょっとやりましたかね、不動産投資みたいなの。

残間 やったかもしれないけど、忘れた。不動産って何? そんなのにそんなことするの。

大垣 不動産って、昔は、ビルをとにかくドンと買って、それで土地が上がりますよね、だんだん。80年代ぐらいになると、小口家って言って、それをみんなで投資して、一口1000万円とか、一億円とか。当時その時出てきたのが、覚えてらっしゃるかな、ワンルームマンション。

鈴木 はいはい。

残間 この間のは違うの。みんなで。

大垣 そうそう。

残間 あれも不動産投資の類。

大垣 で、それがいろいろ問題が起きてきたんだけど、その頃までは、とにかく土地が上がりますからいいじゃないですかとかって、うえは償却資産とかって言って、税金がちょっと高くなるので。それから、相続の対策になるとかって議論になった。ところが、本当は不動産って、例えば同じビルでも、大垣がそこを管理するか、それとも森ビルが管理するかだと、やっぱ同じビルでもちょっと違うなっていう感じになるんですね。業界の人で言うと、例えば、だいぶ前の話ですけど、例えばビルの中のトイレがウォシュレットかウォシュレットでないかで、人気が全然変わるとか。

残間 なるほどね。

大垣 ちょっと前だと、インテリジェント床になってて、開けると線が引けるか引けないかとかね。そう言うので、利回り、家賃が変わってくるので。もともとアメリカとかでは不動産って、Real Propertyっていうんですけど。プロパティだけじゃダメで、プロパティマネージャー、経営者みたいな感じで、マネージャーがくっついて、くっつけるとProjectって言うんですけど、それで初めて投資の対象になるっていう。

残間 なるほど。

大垣 そんな考え方は日本も必要だねって、そういうのが出てくると、あんまり土地が上がるといいなって思うっていう形の投資じゃなくなって、バブルみたいなのが起きにくくなる。それをやろうって言うんで出てきたのが、この。証券買う時にやっぱり株をいっぱい入れて、それを持分にして1万円から買える、みたいなのあるでしょう。ああいう感じで不動産を入れて、投資できるようにしようと。そうすると今度は、例えば東京のビルだけじゃなくて大阪のビルをいれるとか、色々入れると、一人で5棟も買えないじゃないですか、ビル。前は、一棟を一回二回三回に切ったりと。今度は5棟を全部ぶっこんでその何分の一とかってやると安定してくるじゃないですか。

鈴木 ああ。

大垣 それともう一つ大事なことは、不動産って売りたいときに売れないんですよね。で、それから、100人で投資してたら、一棟しかビルなかったら全員で売るか売らないかどっちかしかないじゃないですか。そうすると、やっぱり投資して途中でお金が欲しくなるじゃないですか。そうすると普通の投信だったらもちろん解約して、そしたら向こうが株を売って、それでそのお金払ってくれるんですけど。不動産って、「ちょっとお金がいるんで」って言って、じゃあこの辺のブロック一つ持ってくださいってわけにいかじゃないじゃないですか。だから、それを、いったんそういう会社みたいな中に入れちゃって、それを上場するわけ、東京証券取引所に。そうすると、売った買ったができるようになるでしょう。そうすると、不動産自体は売らないでも、不動産の入っている会社の株みたいなものを証券会社の人に売ってもらったら、5万円だけでも売れるじゃないですか。

鈴木 はい。

大垣 そういう風にしてしまうことで、今度はそれに値段がつくじゃないですか。で、それはバブるかもしれないけど、実は会社に入ってる不動産は売ってないので、不動産がバブらないんですよね。株は上がったり下がったりしてる感じで、上がったり下がったりすると、そういうものを作ったんです、2000年ぐらいかな。それが不動産投資信託っていうことで。じゃあ、投資するときどうするんですかって、まあ、株になっちゃってますから、不動産じゃないんですね。だから、配当がもらえるだけ。ただ、普通の株より配当がちょっと高いんです。家賃がもらえるので。3パーセントか4パーセントぐらいもらえるんじゃない。

残間 いろんなものにいろんなお金がつくものだね。今の話聞いてると。

大垣 そうね。

残間 そのものではなくて、そのものを管理したりまとめたりしてるところにもついちゃうっていう、すごいね。

大垣 そうそう。だから、ちょっと違うんですね。やってる人でかなり変わってきたりとか。元々ね、85年ぐらいにアメリカから僕も直接絡んで持ってきて、15年ぐらいかかったかな、日本でそれができるまで。

残間 プロパティマネージメントって色々な広告に最近、この何年出てきますよね。

大垣 はい。

残間 それが入ってないと、価値が一定にならない。

大垣 そう。だから、いい人がやらないといけないし、やっぱり、最近はビルだけじゃなくてショッピングセンター入ってるやつとか、今流行りなのは倉庫とかね。

残間 物流ね。

大垣 物流系のやつがいいですとか。そういうのは小口で買えますので、証券会社行って。

残間 プロパティマネージメントにも資格が必要なの?

大垣 あるんですけど、ないとできないわけじゃないわけ。

残間 経験みたいなもので。

大垣 そうそう。だから、やっぱりそういう大きいビッグネームのとこは割ときちっとやりますよね。株ばっか買ってないで、株っぽいんだけどそれも買っとくと、上がり下がりが同時に、同じように動かないので。

鈴木 リスクを分散するんですね。

大垣 分散になるんですよね。

残間 大変だなあ、そういうの。

鈴木 コロンボさん、参考になさってみてください。大人ライフアカデミー2020でした。

住み替え事例のご紹介 岐阜県の各務原市内で移住。二世帯住宅を新たに建てました!

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金融・住宅のプロフェッショナルである大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代のプロデューサー・残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。

この記事では、ラジオを聞き逃した方や、放送内容をもう一度確認したい! という方のために、人気コーナー「マイホーム活用大作戦」の内容全てを、文字に起こしてお届けしています。

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鈴木 今週はマイホーム活用大作戦。移住・住みかえ支援機構ではマイホーム借り上げ制度を通じて大人世代の皆さんに安定した暮らしを提案していますこのコーナーでは JTI のさいとうみちおさんに豊富な事例の中からリスナーの皆さんの参考になるケースをご紹介いただきます。斉藤さん、よろしくお願いします。

斎藤 よろしくお願いいたします。今日は岐阜県各務原市の中で移住をされたという方のお話をさせていただきます。もともと1987年に地元の工務店でマイホームを新築されまして、実際にはもう築30年を超えた状態で。お庭の木が立派すぎて家が見えない。

鈴木 本当だ、大きく育ってますね。

斎藤 そうなんですけど、35年もあるとこのぐらい植木も育つわけですけど。そこで、お子さまをお一人お育てになりまして、ご自身が高齢になってくるにつれて今度はお父様お母様、ご両親の体調が気になってくる。そんな時代に。

大垣 そうか、二世帯住宅を作られたんですね。

斎藤 そうですそうです。そこで、両親と同居を考えたんだけれども、現在の家をどうしたらいいだろうと。築年数も30年を超えてましたからそんなに高くっていうことは考えてはいなかったんですが、実を言うと売却のことも考えて査定をしてもらったんですけど。

大垣 これは、各務原市だと、悲しいぐらい。

斎藤 そうなんです。土地も安いし、建物もゼロ円っていうことで、とても納得できないというような状況になりまして。そんな時に、住宅メーカーで二世帯住宅を建てているんですけど、そこのメーカーの営業マンから、今の家は貸したらどうですかと。35年とはいってもまだまだ使えますよというアドバイスをいただいて、移住・住みかえ支援機構に連絡を取りまして。そんな時、地元の有資格者の方が、「行きますよ」ということで現地も見てくれて。色々とお話をしたところは自分達の計画には合ってるぞという結論のもとで、二世帯住宅を建てて、今の家を貸して、その賃料を手にしながらという計画を立てたと。

大垣 これ、もうだいぶ前のお客さんですよね。

斎藤 そうなんです。もう8年。

大垣 8年か。じゃあ、そうは言ってもそれなりに。

斎藤 そうですね。8年経ちますと、600万以上の金額をお届けしておりますので。

大垣 下手すると、土地代ぐらいにもう。

斎藤 近いですね。

残間 そうだよね。

鈴木 いいですね。

斎藤 実際には、まだ土地を売ってませんから、思い切って売るよ、と言ったときには、土地値で売ればいいだけですからね。

残間 住んでる方はどんな方なんですか。

斎藤 それが、実を言うと、四人家族でお子様がお一人と。

大垣 これはもう、借家絶対ないから。

斎藤 そうですね。これだけ立派なお庭があって、これだけの広さ、5LDKですから、なかなか賃貸で借りるって言ったって。

大垣 私がそうだもん。子供5人いて、東京で借家を探すの難しい。全員がハリーポッター状態になりますからね。

鈴木 じゃあ、住んでる方にも喜ばれて。

斎藤 そうですね。

大垣 これは喜んでらっしゃるでしょうね。

斎藤 もう8年経過するけれども。

残間 気がついたら600万円貯まってるっていうね。

斎藤 後になってから気がつくものなんですけど。

残間 そうですね。

斎藤 おかげさまで、所有者の方も入居者の方も喜んでいただいているという事例になります。

鈴木 JTIの斉藤道夫さんに、幸せな住み替えの実例をご紹介いただきました。ありがとうございました。

斎藤 ありがとうございました。

『新明解国語辞典』が面白い! 紋切り型でないパワフルな、「読んで面白い」辞書とは

鈴木 聞いて得する家とお金のお話。大垣さん、今日は。

 

大垣 きょうはどっちでもなくて、国語の勉強です。

 

鈴木 はい、国語。

 

大垣 新明解国語辞典って知ってますか。

 

残間 知ってるよ。

 

大垣 有名なやつ。面白いでしょう、新明解国語辞典

 

残間 結構。やんちゃ。

 

鈴木 紋切り型でない。

 

大垣 やんちゃでしょう。その新版が出たの。11月に。それで早速、業界では明解さんと呼ばれていて、とっても面白いので、まさに広辞苑と比較して表を作ってみました。最初から面白いんです。高齢っていうのを引くと、工事園は年齢が高いことって書いてあるんですけど。

 

鈴木 分かりますね。

 

大垣 明解さんは、高年のため人生経験は豊かである反面、体力気力の衰えを意識せざるを得ない状態にあること。

 

残間 いいね。

 

鈴木 そこまで書いてくださってるんですね。

 

大垣 そうですかって。

 

残間 人生経験は豊かである反面って。豊かな人もいれば、じゃない人もいるし。

 

大垣 それから、加齢はね、新年、または誕生日を迎えて年齢が増す事っていうのが広辞苑でね。

 

残間 エイジングね。

 

大垣 壮年期を過ぎた人が年を経るに従って老いへの道を確実に辿る事って。別に確実にって言わないでもいいじゃないかってね。「若い」ってのがまた面白くて。生まれてから年月を経ることが少ないっていうのが広辞苑なんですけど。子供だと捉えられる段階は過ぎているが、中年には達していない年代で、肉体的な機能が充実し気力活力に満ちていると捉えられる状態にある様子だ。また、年齢の点では中年以上であっても気力活力の点では中年以下の人と変わらない様子だ。っていう。この、また以下が全く無駄ですよね、なんか。

 

残間 でも、ほら、ね。若さっていうのは人によるとか、青春はずっと生きてる限りとかって人のためのフォローがちゃんとできてるよ。

 

大垣 そうですね。それから、虫が面白くて。広辞苑では、本草学では人類、獣類、鳥類、魚類以外の小動物の総称って書いてあるだけなんですね。

 

残間 昆虫など。

 

大垣 こっちはすごいんです。湧くようにして生まれてき、地上を這い回ったり、池、川や海中、地中に住んでいたりする小さい動物って。

 

残間 湧くように生まれてきてって。

 

大垣 湧くように生まれないといけないんですよ、虫って。

 

鈴木 ここが導入なんですね、すごい。

 

大垣 で、ついでに、虫の知らせは、何の根拠もないがなんとなくそのような気がすること。なんですけど、広辞苑では。自分にとった妙な行動や何かから受けた嫌な感じは偶然そうなったのではなく不幸な出来事に対する予感であったと思うこと。多く、のちになって思い当たった場合に用いるって書いてある。

 

鈴木 あとで気づくって。

 

残間 相当この書いてる筆者っていうか、作者が、面白い性格だよね。

 

大垣 面白いですよね。もっと面白いのが、そのついでのゴキブリ。これは、広辞苑は、シロアリ類を除くゴキブリ目の昆虫の総称なんですけどね。明解さんは、台所を始め家の中のあらゆるところに住む、油色の平たい害虫。触ると臭いって書いてあって。この人触ったんだっていう。

 

鈴木 知らなかった。

 

大垣 普通触らないですよね、あんなもん。なんで国語辞典に触ると臭いって書かないといけないのかっていう。

 

残間 面白いね。

 

大垣 なんかね、怪人。神出鬼没で次にどんな行動をとるか予想もつかない人。これは普通かな。根強い。これもなんかいろいろあったんだろうなこの人って思うんですけど。広辞苑は、根元がしっかりしていて強い、容易くは揺るがないってことなんですけどね。必ずしも好ましいとばかりは言えないのに、そうする仕方に慣れすぎていて、容易には変わらない、変えられない様子だ。他から加えられる圧力などに屈することなく初期の目的を貫き通そうとする様子だ。

 

残間 この、「〜だ」って言い方って普通、辞書にないよね。

 

大垣 そうそう。

 

残間 なんかこの人、言い切ってるよね。

 

鈴木 ね。

 

残間 なんとかだって。誰が書いてるんだろう。

 

大垣 誰なのか分からない。

 

残間 ゴキブリ触ると臭いって。

 

大垣 臭いんですって。この人、いろいろ頑張ってるんですよね、自分で。塩はね、塩化ナトリウムを主成分とした塩辛い味の白色の結晶なんですね、広辞苑は。それが、新明解は、生成したものは一見砂糖に似る白い結晶。人間の生活に欠くことのできない調味料だが、一度にたくさん舐めると舌を刺すような刺激があるって書いてあって。

 

鈴木 舐めたんだ。

 

大垣 一度にたくさん舐めたんだこの人っていう。

 

残間 ふーん。

 

鈴木 ゴキブリを触って、塩をたっぷり舐めたことのある人。

 

大垣 それで、手締めっていうのを引くとね、ことの決着を祝って行う揃いの拍子って書いてあるんですけど、似てるんですけど、物事の決着や成功を祝って、関係者一同が掛け声に合わせてする拍手の後にね、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンと聞こえるように調子をとるって書いてあって。

 

残間 本当に書いてあんの、これ。辞典に。

 

大垣 書いてある、書いてある。わざわざこんなにたくさん字数とってシャンシャン書かないでもいいだろうって。

 

残間 面白いね。

 

大垣 すごいおかしいんです、新明解って。だから、大変売れていて割と安い辞書なので。

 

残間 そうなんだよね、カジュアルな感じするんだよ。

 

大垣 ぜひ、冬のコロナで外に出られないときに。

 

残間 面白い、買ってみようっと。

 

大垣 新明解さんをパッと開いて。大体、見開き2ページに一つぐらい、こういう変なのがある。すごい面白い。

 

残間 探してみよう。

 

鈴木 ありがとうございます。

 

大垣 新版になってもそのパワーは全然衰えていなかったので。

 

残間 余計もっとすごくなってるかもしれない(笑)。

 

鈴木 人柄を想像してしまいますよね。

 

大垣 というわけで、ゴキブリは触ると臭いので触らないでください。以上であります。

 

鈴木 大人ライフアカデミー2020でした。