リスナーメール:公団住宅って、今はどうなったの?
水谷 きょうはどんなお話でしょうか。
大垣 きょうはお便りをいただいております。ラジオネーム足立区ラブリー、男性の方ですけど。「昔は公団住宅というのがあったと思うんですが、あれは今どうなったのでhそう。東京には都営住宅が残っているようですが、他を見かけません。昔は、安くて便利、でも抽選倍率が高いというイメージがあったのですが」というご質問なんですけど。
残間 これ、いろいろあるのよね。
大垣 うん、でも、公団って言ってるやつは住都公団なんですけどこれは何回も名前が変わってしまっていて。
残間 はい。昔は住宅都市整備公団、今はUR。
大垣 いわゆる都市再生機構っていうのに変わっていて、URと言っていて。実はUR賃貸っていうのは今もいっぱあります。結構いいのがあるんだなと思って。
残間 前は分譲もあったけど、今は分譲は。
大垣 そうね。
残間 基盤整備になって。
大垣 やっぱり、一時期バブルの頃に色々と土地が下がってしまって、いろいろ大変になったりして、業務を小さくしたりはしていられるんですけど、昔作ったいいものがいろいろあります。足立区だと94個、出物がありましたね。結構広めのものもある。賃貸でやってもらうと、礼金がいらない。それから、仲介手数料を取らない。それから、変わるときに、2年ごとに、更新料が普通の場合は取られるんですけど、これは取らないんですね。それから保証人をつけてくれと言われる、これもいらないということで、あれば結構いい。条件はこういう条件のものはなかなかないのと、さすがに国の基準で作っているので、ものは、その時代その時代ではちゃんとしたものを作っていますよね。
残間 一応私、東雲の公団というのをプロデュースしたんですけどね。2100戸。あれは倍率が平均40倍でしたね。
水谷 うわあ。
残間 最高倍率が300倍。
大垣 プロデュースってどうやってやるの。
残間 要するに、いろいろ基盤整備の中の組織の中にはいろんな人がいるよね。保守的な人もいれば、このままでいいっていう人もいれば、もっと画期的なことをやりたいっていう人もいる。企画会議を作ったり、住宅の人たちと、周りの人たちとの公聴会まではいかないけど、いろいろやったり。
大垣 それは大変そうだ。
残間 でも、住宅の設計者を選考するような場面にも一緒にいたり。
大垣 一つね、昔、そういう公団住宅・・・昔といっても割と最近まで開発してましたからね。マンションとかをURから買われた方はですね、あれって特殊なやり方をしていて、割賦払いっていうのになってるんですね。代金を400回ぐらいに分けて払うという。
残間 月賦みたいなものよね。
大垣 月賦ですね。住宅公庫がお金を貸して、URは作って月賦で売るっていう分業があるんですけど。これをやられてると、結構ですね、90年代ぐらいだと、かなり高い金利がついてるんですけど、金利だと必ずしも思わないわけなんですね。値段を払っているので、毎回消費税がついていたりとか、値段を払っていらっしゃるみたいな感覚なので。結構そういう方は結構いらっしゃると思うので、もしお聞きになってたら、まだそれを続けてらっしゃるんだったら、実はそれを、住宅金融支援機構のフラットっていう、宣伝してるやつありますよね。あれで借り換えができるんです。
残間 できるの。
大垣 うん。借りてないから、借り換えられないんじゃないかということで誤解されてる方とかが結構いるので。これ、借り換えられるので。もしお聞きになってる方がいたら・・・。
残間 かなりいると思う。
大垣 URの分譲を借りられていると、今の金利で借り換えると、数万円、多分減る方が結構あると思いますので、もしお聞きになっている方があったら考えてみてください。
水谷 家とお金を考える、大人ライフアカデミーでした。