リスナーメール:宝くじってどうしてワクワクするの?
水谷 家とお金を考える、大人ライフアカデミー。聞いて得する、家とお金を中心とした豆知識のコーナーです。今日は何のお話でしょうか。
大垣 きょうはね、質問をちょうだいしています。静岡県の男性の方、60代。私は時々、宝くじを買います。普通1回に300円を10枚買います。今まで、3000円が当たったのが最高です。普通は300円が1枚です。何億とか当たる人もいますが、確率はどの程度でしょうか。また連番とバラでは、当たる確率が違うのですか。宝くじは買って、抽選日まで、もしかしたら1000万当たるかもというワクワク感がたまらなく、これからも買ってしまうかと思いますが、なんかアドバイスがありましたら。ということなんですけど。買いますか。
残間 買いますよ。
大垣 ええっ、残間さんが。
残間 だって銀行の人が年末になると売りにくるから。出入りの銀行の人が買いませんかって言うから、ああじゃあ買うよって言って、だいたい毎年3万円ぐらいは買う。
水谷 当たります。
残間 うーん、当たんないんだけど。今までで一番当たったのが5万円。
大垣 あれ、当たると、例えば競馬とかで当たると、税金かかるじゃないですか。宝くじってかかるかどうか知ってます。
水谷 かからない。
残間 だってあれ、胴元が一番儲かるんだもん。でもまあ、社会還元もされてるからね。
大垣 そうそう。あれって元々、戦後に自治体がお金ないときに、税金プラスでお金を集めるためにやってるから。半分以上、350円だと180円以上、自治体に落ちる。胴元に落ちる構造になってます。
残間 よく、この店当たるとかいうのあるじゃん。でも、そういうとこ並ぶ勇気はないね。
水谷 並んでますよ、でも、皆さん。何時間も待って。
大垣 なんで?
残間 この店からだったら特等が当たりましたっていう。このおばさんから買うととか。あと、地域のほうのこの店とかってなると、みんな行くもんね。目指して。
大垣 あれ、でもなんか、別に、そういうことないはずですよね。
残間 なんか分かんないけど、そこに2、3回当たったりしてるんだよね。
水谷 有楽町のチャンスセンターも、何番窓口に集中して並んだりとか。3時間、4時間。
残間 それも含めて楽しいんだね、きっと。
水谷 でも、夏はなんか皆さん、熱中症で倒れたりとかしてますよ。並んでる方が。
大垣 たかが宝くじに並んでですか。
残間 うん。
大垣 へえ。で、なんで買っていいかですけど。
残間 だからそのね。なんていうの。番号が一緒のと、バラとっていうのあるじゃない。あれ、どうなってるのか分かんない。確率ってみんな同じじゃないの。
大垣 同じじゃないかもしれないけど、でもあまりにもちっさすぎて。
残間 そういうの研究してないの、研究者の大垣さんとしては。
大垣 しない。
残間 しないの、してよ。
大垣 だって小さすぎて考えるのも。
残間 300円が。
大垣 うん。だから僕らはどういうふうに考えるかっていうと、このぐらい当たらないもので株だったら、馬鹿かって思うでしょう。なんで宝くじだったら許せるんだと思います。
残間 なんか、今のその方が言ってるように、そのかん夢を見られるじゃん。
大垣 それはだって、大垣商事の株式会社だってワクワクするかもしれないじゃないですか。
残間 でも、等しく庶民に門戸が広がってる感じが。
水谷 あとやっぱり、1億円とか、3億っていう額がやっぱり。
大垣 倍率が激しいっていいますよね。倍率が一つ。もう一つは、350円だからですよね。
残間 300円でしょう。
大垣 300円か、ごめんなさい。300円だから。っていうか、ちっちゃすぎるから。
残間 300円じゃ買わないよ、みんな。一応だって、3000円ずつになってる。
大垣 でも、30万じゃ買わないでしょう。
水谷 買わない。
残間 3万3000円ぐらいしか買わない。
大垣 うん。これがね、よく、学校の先生とかにファイナンスを習うと、リスクとリターンとかっていうのをやるときに、それだけの考え方だと、宝くじって、買ってるやつみんな馬鹿っていうことになっちゃうんですよね。あたり度合いに対して。
残間 いう人はみんな言うもんね、そういうふうに。
大垣 あまりにも低いから。でもそれって、要するに、いくら損していいかっていう額を全然考えてないので。大きい金額を入れるときはある程度当たってもらわないといけないんだけど、3000円。
残間 300円で夢を見られるっていうね。
大垣 3000円ぐらいだと、逆に捨てちゃってもいい。これ使って最近、まだ始まったばっかりの会社がね、こないだ第一号が出たんですけど、株を、上場もしてないんですけど、1500万円だけ募るわけ。一般には150億とか募るんだけど、1500万だけ募って、一口が非常に小さい額になっていて。10万円とか。
残間 で、配当してあげるっていうこと。
大垣 いや、だから、配当出るかなんて分かんないんです。これからの会社だから、まだまだね。でも、これが初めて3時間半で全部売り切れ。
水谷 えっ。
残間 クラウドファンディングだって今すごいもんね。
大垣 うん。だから、結局、ちっちゃい金額だとリスクが取れるっていうね、そういう話の一番典型例がこれなんですけど。
水谷 アドバイスは何かありますか。
大垣 アドバイスは、まあ、ワクワクして買ってくださいっていう。
残間 買わないでしょう。買ったことあるの。
大垣 おばあちゃんが買ってた。そのうち当たるって言って、当たりませんでしたけど。
残間 そのうちとお化けは出ないんだよ。
大垣 まあね、これ、当たっても。
残間 なんかこれ、田舎のほうに行くと、そういうのが当たるっていう大黒様とかうりに来る人いて。年金がそろそろ出る頃になると。ある田舎の家に行ったら、どこの家にもその大黒様があって、私の知り合いの家のお風呂場に置いてあって。りえちゃん、そこ撫でるとね、なんでも当たるよ、宝くじも当たるし、とか言うけど、私当たってないけどね。ずっと。撫でてたけど。そう言うのを、当たるよみたいに、またさらに夢をこうね、募らせる業界もあるのよね。
大垣 なるほどね。
水谷 アドバイスとしては、ワクワクして買ってくださいと。
大垣 はい。
残間 なんだ、みたいな。
大垣 しょうがないじゃん。だってこれ、当たり方なんかわかんない。
水谷 アドバイスありがとうございました。家とお金を考える、大人ライフアカデミーでした。