かeせるオプションの特許が取れました。
水谷 きょうはどんなお話でしょうか。
大垣 最近、ようやく、ここでも宣伝なさっている、かeせるオプションの特許が取れたので。
残間 ちらっとさっき見えたけど、特許の紙。紙っていうか、なんか。
大垣 評判悪かった、なんか。
残間 見せて。特許証。
大垣 これ、個人で取る人、結構珍しいんですよ。
残間 鳥が。
水谷 不死鳥ですか。
残間 鳳凰。
水谷 不死鳥じゃないか。
残間 どうして特許証に不死鳥がいるのよ(笑)。
水谷 鳳凰か。
残間 でも、ありがたそうだよ、下に。なんでこれは笹なの?
大垣 知りませんよ、あんまり気にしたことない。
残間 これは鶏じゃないよ、鳳凰ですよ。すごい、特許番号がちゃんとあって。許容返済額産出装置、返済額判定装置、金融価値算定システム及びプログラム発明の名称。これだけじゃ分かんない。
大垣 でもね、本当に、日本語とは思えないような難しい申請書なんです。普通の人間は書けない。
残間 これ、大垣さんが自分で発明の名称っていうのを書いたんでしょう。
大垣 でもね、やっぱり、弁理士の先生が、こういうのにしたらいいですよって。っぽい名前にしないといけないの。
残間 だって、許容返済額産出装置、返済額判定装置、金融価値算定システム及びプログラム発明の名称。
大垣 ままなんですけどね、やってること。本当は住宅の判定価値なんですけどね。でも、とにかく1年かけて取れたので。これでも早いほうなんですって。
残間 発明者、大垣尚司。
水谷 でもこれ、特許を認めて出すほうも頭良くないと、わけわからないですよね。
大垣 でもね、慣れてらっしゃって、「こんなの前にあったぜ」みたいなのをすぐに言ってくださるんですよね。で、違います、これはこういうふうに違います、っていうのを何回かやってると、じゃあ言ってくれれば出すよ、みたいになって。
残間 でも、ネットになってから簡略化したみたいね。昔は、同じような特許を、違うとか、そうだとかっていうのを、裁定するのが難しかった。
大垣 結構これ面白かった、やってて。
残間 どこに持っていくの、これ。
大垣 これは特許庁なんですけど、ははは。特許庁ですよ、そりゃ。
残間 窓口?
大垣 ああ、そうそう。
残間 地方の人は?
大垣 分からない。僕、弁理士さんにお願いをしていたので。でも、面白くて、申請しますよね、最初、出願しますよね。出願すると、審査してほしいですか、みたいになるんです。そりゃあ、みたいな感じで言うと、じゃあって言うと、またいくらか払って、「このままだとそのうちしてもらえますけど、すぐにしてほしいですか?」とかって聞かれて、それはやっぱりすぐに、とか言うと、またその、すぐにしてもらうお金みたいなのを払って、みたいな。
残間 ねえ、この特許料の納付って何?
大垣 これは、特許を維持するのに、毎年納めないといけないんです。
残間 ええ。
水谷 お金かかるんだ。
大垣 そりゃあそうですよ。だってこれ、さっき言ったみたいに、これでお金儲けするからやっているので、当然お金を払うわけですよ。最初の10年ぐらいは安いんですね。特許は20年オッケーなんですけど、そんなに長いこと独占するなっていうことなんだと思うんですけど、10年目ぐらいから高くなるんですよね。でも、10年も持つような特許ってあるのかな。
残間 第9年分までって書いてある。
大垣 これ、別に、人にやらせないために取ってるわけでもないんですけど、私が考えたものってみんな。
残間 友達なんかも、発明しよう、特許取ろう、とかっていうけど、簡単じゃないんだね。
大垣 結構難しいですよ、お金もかかるし。そりゃ、実用新案とかっていうのは、簡単なんですけど、特許は。
残間 私の知り合いは特許を2000ぐらい持ってるっていうけど、すごい大変なんだ。
大垣 2000も出すかなあ、ものすごいお金がかかりますよ。
水谷 そうですよね。
残間 だって、大きな会社だもん。
大垣 ああ、会社なら。
残間 個人でこんなのね。
大垣 金融は割と珍しいんです。個人で出すのは。だから、広報とか見ると、街の発明家みたいになっちゃって、他全部企業なので。なので、割と前のほうにでてくるので、ちょっと恥ずかしかったりするんです、他のはみんな会社なので。
残間 特許庁の長官、今女性なんだね。
大垣 本当だ。ナオコっていう人。
残間 宗方直子さん。どんな人か会ってみたいな。
大垣 ああ、でも、特許の話をしようとしたんじゃないんですけど、これから。
残間 珍しいんだもん、こんなの。
水谷 時間がないので・・・。
大垣 ああー、じゃあ、次回にしましょう。そろそろね、次回の予告です。ちょっと、住宅ローンが乱戦模様になってきて、普通にぼーっとしてると、ローンを買ったり家を買ったりしてしまいがちな方が出てくるのではないかとちょっと懸念していて。なので、次回からちょっと、住宅ローンシリーズをやってみようかなと思っています、ということで、時間が経ってしまいました。
残間 発明者の大垣さんでした。
水谷 家とお金を考える、大人ライフアカデミーでした。