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JTIの制度を利用すると、居住用ローンが打ち切られてしまう? 対策には、事前のヒアリングと住宅金融支援機構への借り換えを

 

鈴木 きょうは。

 

大垣 きょうもちょっと、大垣さんは怒ってまして、皆さんに注意喚起なんですけど。これは、皆さんほとんどの方がご存じの大きい銀行なんけど。ローンを借りてられて、転勤になられたんですね。長く転勤するからというので、これまでもご紹介した話があると思いますけど、JTIに転勤している間貸して、ローンが大変だから返そうということで。ローンを借りていらっしゃいますから、銀行に、いいですかって一応聞いてもらうんですね。すると、ここにきて、やっぱり儲かっていないでしょう、銀行が。ダメですって。それはなぜかというと、あなたが自分の家に住むっていうから貸してあげたのに、住まずにお金を得るんだったらアパートと一緒ですから、金利を上げさせていただきますと。嫌なら全額返しなさいっていうのを、前あって、一度、ちょっとお話ししたことがあると思うんです。一度ちょっと下火になってたっていうか、そういう人が随分減ってたんですけど、銀行が。もう、大手の銀行が率先してやりだして、それでちょっと、おかしいでしょうと。そこが実は、我がJTIに協賛してくださっている銀行で、制度はよくご存じのはずなんだけど。頑なに、それは、収益を上げろということで、できませんということで。その方はそうすると、空き家にするわけですよ。当然、だからって転勤ですからね。貸さなきゃ人は住みませんよね。そうすると、この間もお話をしたように、戸を閉めます、そうすると、空気を入れ替えに行くって言ったって、転勤ですよ。そんなまた、電車に乗って、家まで来ませんよね。

 

残間 3ヶ月でものすごくカビが生えたって。

 

大垣 そうなんです。夏を超えますと、機密性の高いいいお家であればあるほど、湿気が溜まって、そうでなければ電気をつけっぱなしにして換気をしてませんとダメなんです。でもそんなの大変ですよね。人が住んでたらそんなことは絶対に起きないので。ところが、今も銀行っていうのは、そういう、本来の、流れに逆行してるわけですよね。もちろん、家を買うときに、実際は貸すつもりなんだけど、嘘をついていたら、それは全額返しなさいって、それは分かりますよね。でも、転勤ってあるじゃないですか、そんなのね。そういう中で、普通の庶民がお金を借りていたら、その間は他の人に貸してっていう、国の制度がちゃんとあって、準備までしてるのに。

 

残間 ダメっていうの?

 

大垣 いや。ダメって言ってませんよ。金利を上げさせていただきますって言ってるんです。でもおかしいですよね、住宅ローンですからね。だから、私はもう頭にきて。毎回言うんだけど、今回、言っても全然ダメなんですね。それで、ちょっと皆さんに、一度やはり、35年の住宅ローンを借りてらっしゃる方、おそらくですけど、たとえば、退職なさる60歳よりもあとまで返すっていうことになってると思うんです。

 

鈴木 はい、我が家です。

 

大垣 そうすると、もちろんそれで60から、これから働き方改革とか言って、70ぐらいまで、ずっと同じ給料でいけるかもしれないけど、今の所は、少なくとも、60から同じ給料っていうことにはなりませんよね。そうするとやっぱり、それまで月10万近く返してる、そのあとも10万近く返す、本当にできるのって。あるいは、できるかもしれないけど、退職金がなくなっちゃって、これからっていうときに70歳になって貯蓄がないっていうのは困るじゃないですか。だから、いろんな絵を描くっていうことは出てくると思うんです。実家に帰るとかなんとかって。そのときに貸せないと、その時点でなんとかしないといけないでしょう。できたら今、これは分からないんです、僕らも。必ず保証してくれてないので、自分の気分ですから、みたいなことを言われるので、銀行によっては契約上、きっちり書いてあることもあるんですけど、ほとんどのケースは曖昧なので、一度聞いてみてください。JTIっていう国の機関が借りてくれるっていうことで、転勤とか、転勤じゃなくても自分はもう55ぐらいで脱サラして動こうと思うから、そのときには貸していいよねっていうのを、確かめてください。それで、「いやそれは」っていう銀行があったら、今この時点でもう、歴史的な低金利なので、住宅金融支援機構っていう、国の機関、これは必ず借り換えしてくれますので、そっちに借り換えしちゃってください。

 

残間 ローンをね。

 

大垣 はい。そしたら、必ずJTIが使えますので。それから、低金利がずっと長く、期限まで変わりませんので、このあと金利が上がっても低いままですので、今でしたら、おそらくですけど、歴史的にこんなに金利が低いことって、当面そんなにはないです。これから下がるって言ったって、下がるって言ったってたかが知れてるので、もしね、そういうことがあったら、人生は100年時代ですから、借りてるローンは退職よりも長いんですから、そういう中で、人生をチェンジして。

 

残間 50代の半ばぐらいの人だったら、なるべく早くもう、定年の、今の給料が保証されてる間に完済したほうがいいってこと?

 

大垣 完済できるんだったらしたらいいと思うんです。でも普通の方はそういうことはなかなかできないです。そうすると、70まで返すんだけど、もちろん、住んでれば働いて返す、これについてはまた、機会を変えてどうやったらいいのかっていうのはお話ししますけど、いい方法があるんですけど、とりあえず、住まなくなって貸せるかっていうのは、確認しておいたほうがいいと思います。良識のある大銀行が、言っちゃなんですけど、こいつらちょっと、顧客目線なんて言葉がありますけど、ゼロだね。そういうことだとすると、ちょっと困ったなということです。

 

残間 大垣さんが怒りの目でおっしゃってます。

 

鈴木 確認してみてください。