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文化放送 大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ(FM91.6/AM1134)

楽しいセカンドライフを送るために。金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が、大人の目線でお届け。このブログでは、「大人ライフアカデミー」「マイホーム活用大作戦」の2コーナーの文字起こしを掲載中。

リスナーメール:退職金が大幅に減額。35年で借りた住宅ローンを退職金で返済できそうにないのですが・・・

鈴木  きょうは。

大垣 お便りをいただいてまして。埼玉県さいたま市の、ラジオネーム彼岸花さん。「いつも楽しく聞かせていただいています。念願の一戸建てを買って10年。結構頭金があったので、買ったときは30年ローンで、そこから20年払って定年になって、残りは退職金で払えばいいやと思っていたのですが、退職金が大幅に減額されそうなのです。」ちょうど10年だから、50歳ぐらいの方なんですね。大体いくらぐらいか教えてもらえたのかな。「どこかに再雇用してもらった上で、一生懸命ローンを返すしかないのでしょうか。退職金で繰上げ返済をすると、残りは月6万円ぐらい。年金をもらいつつ働いて返すということができない額ではないんですけど」っていうことなんですけど。実は、これ、彼岸花さんだけの問題じゃなくて、こういう方が、ものすごくたくさん増えています。それはなぜかというと、前からお話ししているように、2000年から住宅ローンの長さが25年から35年に伸びちゃったので、1000万円ぐらいで平気で残っちゃってる人が大半に、これからなっていく、その最初の一軍の中にいらっしゃるということなんです。

残間 そうかあ。

大垣 まず一番ね。彼岸花さんより前は25年で終わってる人たちばっかりなので、こいつらの言うことは聞くな。だから、この人たちは。

鈴木 先輩方の言うことは。

大垣 先輩方が、退職金あるから大丈夫だよって言ってたら、信用してはいけない。事情が違う。1ですね。2は、無理して返されるのも構わないんですが、前からお話しているように、働いている間はできるだけ返していきましょう。減らしましょう。でも、収入が無くなったら、住宅ローンは返さないでおきましょう。返さないでいるっていうのは言い過ぎだけど、頑張って返す必要はないです。

残間 みんな綺麗にしたがるんだよね。

大垣 お年を召して、借金ができるということは力なので。もしもらった退職金が1000万円あって、ローンが1000万円残ってたら、返してしまわずに両建てにして、金利だけ払ってるほうが、ずっといいと思います。三番です。でも、そういうことをすると、住宅ローンは元本も返してますので、月々やっぱり10万円とか、すごい大きな金額になります。だから、今は60からしかできないんですけど、60歳になったところで、リバースモーゲージっていうのがあります、これは全然、要するに住宅ローンなんですけど、死んだ時までは。

残間 その家に住める?

大垣 住めるってことじゃないんです。別段、ローンを借りてるだけだから住めるのは当たり前なんですけど、元本を返さないでいいっていうローンです。単にそういうものです。だから、リバースモーゲージを借りて、そのお金で、今借りてる住宅ローンを返しちゃってください。そうすると、金利しか払わないでよくなります。もちろん退職金は温存してますから、その中でちょっとずつ返したければ返していけばいいし、もしかしたら子供さんが引き継がれるっていうこともあるかもしれないし。でも、まだ60では、子供さんとの関係もわかりませんから、そうやって、とりあえず、まず、ローンをたくさん返すっていうことを一旦ストップして、金利だけにしておく。これから70歳まで雇用が義務付けられますので、70まで働く機会はむしろ増えてきますから、もしかしたら、また、仕事をして、そのお金でちょっとずつ返したりとかっていう、前向きな返し方もできるかもしれない。

残間 うん。

大垣 リバースモーゲージって、一種の住宅ローンなんですけど、これは、今住宅金融支援機構というところが、リバース60っていう融資保険っていう制度を使って、いろんな銀行がそういうものを出せるようにしてあげているので、お近くのところで調べられれば、そういうものを提供しているところがあります。そもそもリバースモーゲージっていう言葉が妙なんですけど、単なる住宅ローンです。ただ、元本を返しきらないでよくて、死ぬときまで、元本返済は待ってもらえるんですね。死んだ段階で家を売って返してもいいし、家を売って返せるぐらいしか貸してくれないので。

残間 査定するもんね。

大垣 お子さんが、「そのぐらいの金額だったら引き取っても構わない」って思うかもしれないし。それから、今度から、その、引き取るお子さんにも、住宅金融支援機構のフラット35っていうローンが借りられるっていうふうに、今回の経済対策で決まったので。新しい制度改定で決まったので。親の家をローンを借りて引き継ぐっていうこともできるようになってます。いろんな選択肢が増えているし、今そうなんだから、あと20年経ったらもっと増えますから。とりあえずそうやって、ちょっと休むっていうのかしら。

鈴木 現金はあったほうがいいですもんね。

大垣 それはそう。

残間 なるべくね、自分の手元にね。

大垣 60になって、まだ90まで何が起こるかって、見通せる人は少ないので。

残間 人生100年って言われてるしね。

大垣 そういうことしたらいいと思います。で、最後ですよ、2番目。なんですけど、買われた、今回頭金が結構あったっておっしゃってるので、今のリバースモーゲージで借り換えられると思いますけど、無理な方も多いんですね。それについては、今年中に、私のやってる移住・住みかえ支援機構が、今よりもかなりたくさん借りられて、もっと安心なローンを出せるようなサポートの仕組みを、ほぼ完成して準備中ですので、これが今年中には出てきますから、これも、年齢は関係ないので、50ぐらいからひっくり返してもいけますので。そういうようなものも出てくるっていうのを、ちょっと覚えておいてください。

残間 いつも私たち思うのは、本当に、情報収集をちゃんとしてないとダメですね。

鈴木 そうですね。家とお金を考える、大人ライフアカデミーでした。